ハロウィンとお地蔵様
朝のニュースでハロウィンについての話題が出ていました。
「経済効果がバレンタインデーを超えたから、ハロウィンが習慣として定着したと言える!」
という解説に驚いて一日が始まりました。
今の時代は経済で習慣まで判断されるのかと考えると複雑な気持ちです。
しかし、午後にお地蔵様の前を通ったときに、モヤモヤとしていた気持ちがスッキリとしました。

分かりますか?

花もきれいなのですが・・・


花の奥に・・・

ハッピーハロウィン!!
東光寺の水子地蔵様には お子様のことを想った、心のこもった御供え物が数多くあがります。
ハロウィンの御供え物も、子供のことを想って供えられたのものだと思います。
「ハロウィンなんて異教の行事じゃないか!」
そんな偏った心で朝のニュースを見ていた自分のくもった心が、ただただ亡くなったお子様が楽しんでくることだけを祈った澄んだ心で供えられたかぼちゃによって晴れていく気がしました。
起源がどうだ、伝来方法がどうだ、現代の若者にどのように受け入れられているのか・・・・
そんな理論的な批判すら、心のこもった たった一つのお供えにかなわないものだと感じました。
また、習慣として定着したかの判断は 経済的なもので判断もできますが、それよりも 行事の時にいかに相手を思いやる気持ちが持てるかが大切なのだと感じます。
相手を思いやる習慣があれば、その行事は自然と引き継がれ成長していく気がします。
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