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笑顔の挨拶【あいさつ】


500素敵な挨拶1016



写真のお地蔵様は、あるお寺の入り口にいらっしゃいます。




いつも笑顔で迎えてくださいます。



このお地蔵様にお会いするたびに、



「おはようございます」



と、あいさつをしています。






禅の言葉(禅語)に挨拶【あいさつ】という言葉があります。



毎日している挨拶という言葉も実は、禅宗の言葉だったのです。


辞書で「挨拶」を調べてみると



「人に会ったときや別れるときなどに取り交わす礼にかなった動作や言葉」とあります。



しかし「挨拶」を「挨」と「拶」の二つの漢字に分解し、それぞれの意味を調べると



「挨」は積極的に前に進むこと

「拶」は相手に切り込んでいく




という意味です。



 この二つの漢字を合わせ、禅宗では修行僧が切磋琢磨して修行に励むことをさしていました。



 それが変化し、相手に問答を仕掛ける禅問答を挨拶と呼ぶようになりました。







辛いとき、楽しいとき、疲れているとき、どんな時でも入り口に立つお地蔵様が笑顔で挨拶をしてくださいます。



お地蔵様の笑顔は 私の心の中に



「お前は、今日も一生懸命やっているか!?」

「その疲れた顔で人と接するのか!?」




と切り込んできます。



自分自身の心が調わず、お地蔵様の笑顔に笑顔で返すことができないとき



「ほれ、しっかりとしろ!!」



厳しくも暖かく声をかけられている気がします。



お地蔵様の笑顔に、笑顔で挨拶ができるようになりたいと、お会いするたびに まずは今の自分にできること「挨拶をする」ということを一生懸命しています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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