仏様の目は何を見て 何を感じるのか
東光寺(静岡市清水区横砂)の御本尊様(中心にお祀りする仏様)は「お薬師さん」と親しまれる薬師如来【やくしにょらい】です。
秘仏のため普段は見ることはできませんが、須弥壇【しゅみだん:仏様をお祀りする台】の中心からお参りをする私達も見守ってくださっています。
先日、親子でお参りに来てくれた方に「仏様が見守ってくださっている」と話したときに、その子供が須弥壇の仏様を見ながら
「みんな、怖い目で見てるんだね」
と言ったのです。
それに対して、母親が
「そうかなぁ、お母さんは優しい目に見えるよ」
と答えました。
この言葉を聞いたとき、これまで仏様の「目」に注目をしていなかったことに気が付きました。さっそく、よく見てみました。
東光寺は臨済宗のお寺です。 臨済宗は坐禅を大切にする禅宗の一派です。
禅宗のお寺ですので、坐禅の大切さを伝えてくださった和尚様である達磨大師【だるまだいし】を大切にお祀りしています。

厳しい目です
禅宗のお寺で祀られることが多い大権修利菩薩【だいげんしゅりぼさつ】もお祀りしています

御本尊様の左右に控える脇侍【わきじ】である

日光菩薩

月光菩薩

そして薬師如来と薬師如来をお参りする人を守る十二神将【じゅうにしんしょう】

確かに、ニコニコと満面の笑みではありません。
小さい子供が見れば、「怖い目で見ている」と感じるのも無理はありません。
しかし、「怖い目で見ている」と言った子供に対して「優しい目に見える」と答えたお母さんは「怖い目」に見える仏様の目の「奥深さ」や「厳しさの中の優しさ」など多くの感情を読み取れるようになっていたのではないでしょうか。
なかなか きっかけがないと、ゆっくりと仏様の表情を拝見させていただくことがないので、しっかりと御顔を見せていただくと同時に多くのことを考えさせていただくきっかけになった親子の会話に感謝しています。
秘仏のため普段は見ることはできませんが、須弥壇【しゅみだん:仏様をお祀りする台】の中心からお参りをする私達も見守ってくださっています。
先日、親子でお参りに来てくれた方に「仏様が見守ってくださっている」と話したときに、その子供が須弥壇の仏様を見ながら
「みんな、怖い目で見てるんだね」
と言ったのです。
それに対して、母親が
「そうかなぁ、お母さんは優しい目に見えるよ」
と答えました。
この言葉を聞いたとき、これまで仏様の「目」に注目をしていなかったことに気が付きました。さっそく、よく見てみました。
東光寺は臨済宗のお寺です。 臨済宗は坐禅を大切にする禅宗の一派です。
禅宗のお寺ですので、坐禅の大切さを伝えてくださった和尚様である達磨大師【だるまだいし】を大切にお祀りしています。

厳しい目です
禅宗のお寺で祀られることが多い大権修利菩薩【だいげんしゅりぼさつ】もお祀りしています

御本尊様の左右に控える脇侍【わきじ】である

日光菩薩

月光菩薩

そして薬師如来と薬師如来をお参りする人を守る十二神将【じゅうにしんしょう】

確かに、ニコニコと満面の笑みではありません。
小さい子供が見れば、「怖い目で見ている」と感じるのも無理はありません。
しかし、「怖い目で見ている」と言った子供に対して「優しい目に見える」と答えたお母さんは「怖い目」に見える仏様の目の「奥深さ」や「厳しさの中の優しさ」など多くの感情を読み取れるようになっていたのではないでしょうか。
なかなか きっかけがないと、ゆっくりと仏様の表情を拝見させていただくことがないので、しっかりと御顔を見せていただくと同時に多くのことを考えさせていただくきっかけになった親子の会話に感謝しています。
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