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お彼岸の終わりに感じること・・・

様々な場所で彼岸花を目にしますが、お彼岸の季節が終わり迎えました。




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東光寺(静岡市清水区)の庭の彼岸花も花を咲かせています。





皆様、お彼岸をいかがお過ごしになられましたか?





お彼岸の習慣は大変古く、春分と秋分の日を中日として前後3日、計7日間を「お彼岸」としています。




お彼岸の期間は悟りの世界に到達するためにより一層の修行をする期間と言われています。





※お彼岸について紹介させていただいた過去の記事はこちらです。





僧侶であり、仏教学者である友松圓諦師

著書「仏教の未来をみらく ~社会と向き合う仏教とは~」の中で




年度の計画を立てるということもあるが、「この秋の彼岸までには」と半期の計画を立ててゆくことはなかなか面白いことであり、これを「彼岸」に結びつけることもできる。




と紹介しています。






お彼岸の際に心がける6つの行いを六波羅蜜と言います。




誰かの為に、みんなの力になる 布施【ふせ】

決まりを守る 持戒【じかい】

辛抱をする 忍辱【にんにく】

がんばる心を養う 精進【しょうじん】

静かな心を保つ 禅定【ぜんじょう】

信心の灯びを掲げる 智慧【ちえ】





確かに、半年後までに達成したい目標や、心掛けたい行動を考える大切な道しるべとなる教えだと感じます。





1.半年間さぼってお彼岸の時期だけがんばる。

2.お彼岸の時期に計画を立て集中して実践し、その流れのまま半年間実践を続け、半年後に反省をする。そして、六波羅蜜を意識した新たな目標をたてる・・・




どちらが自分自身を成長させてくれるかは一目瞭然です。





大変に参考になる友松圓諦師の言葉と出会うことができました。





私も春の彼岸までの目標を考えていきたいと思います!
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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