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宝積寺 法話大会 【平成28年】

先日、 伊豆の国市の宝積寺様へ行かせていただきました。




500宝積寺150615




6月12日に行われた 「法話大会」 へ参加させていただくためです。





500DSC_0195.jpg





 「四苦八苦」をテーマに、6人の僧侶が 「生老病死」などについて20分ずつ法話をしました。






 私も御縁をいただき、「愛別離苦」について法話をさせていただきました。





昨年も感じたことですが、 本堂も、本堂の中も外も大変きれいにされており、素敵なお寺です。






大変、申し訳なかったのですが、私はお寺で葬儀があったため、法話大会の開始時間までに宝積寺様へ到着することはできませんでしたが、発表の時間までには到着することができました・・・





 時間と心にゆとりが無かったため記録用の写真を撮ることもできませんでしたので、風景写真は昨年のものです・・・・







いただいたテーマが、


愛する者と別れなくてはならない苦しみを表す「愛別離苦」


でしたので、私なりに「愛別離苦」と どのように向き合っていくのか、この苦しみを受け止める方法を話させていただきました。





話しを考えているときに





苦しみと対決をするのではなく、

悲しみを無理に乗り越えるのでもなく、

辛さを我慢するのでもなく、

そして、忘れるのでもなく、

全ての感情と「ひとつ」になって生きていく







と言うことを 話したいと考え、






「手に手をとって共に行く」という意味がある





把手共行【はしゅきょうこう】




という禅語を紹介させていただきました。





今年も特製の絵葉書を作成させていただきました。






500法話会 把手共行
これです!!






把手共行の【把手】を




愛別離苦を乗り越えるのではなく、忘れるのでもなく、受け入れる。苦しみや悲しみとひとつになると解釈し、




【共行】を




人生を歩んでいく




と考え、





実際に手をつなぐことができるのか、できないのか、生きているのか亡くなっているのかなど区別することなく、全てがひとつになり、今この世界を生きていくこと表した絵葉書にしたつもりです・・・









貴重な御縁をいただき、多くの方の前で話しをさせていただくことができ、大変感謝しております!!
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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