同じ「水」を、どう活かすのか!!

暑い日に冷たい水を触ると気持ちいがいいものです。
寒い日に暖かい水を触るのも気持ちがいいものです。
以前、あるお寺のお手伝いをさせていただいたことがありました。
そのお寺では、掃除や花の水やりなどに「井戸水」を使っていました。
蛇口をひねればモータとポンプで井戸水が出るようになっていました。
井戸水が出ると知らずに12月の寒い日に掃除をしようと蛇口をひねると暖かく感じる水が出て感動をしたことを今でも覚えています。
そして、夏の暑い日に再びそのお寺を訪ね掃除をすることになりました。
蛇口をひねると、ひんやりとして気持ちの良い水が出てきました。
このとき、年間を通してほぼ一定の温度を保つ井戸水を
「暖かい」と感じたり、「冷たい」と感じている自分に気が付きました。
1000年ほど前の中国の宗鏡録【すぎょうろく】という書物に
牛の飲む水は乳となり、蛇の飲む水は毒となる
という言葉があります。
同じ水を、子孫繁栄のための「牛の乳」にするのか、相手を殺すような「蛇の毒」にするのか・・・
全ては自分次第なのです。心が牛になるのか、蛇になるのかで大きく結果(その後)が変わってきてしまうことを表す言葉です。
同じ温度の井戸水を「暖かい」と感じるか、「冷たい」と感じるのかも、自分自身の心の持ちようによって大きく変わるものだと、体験することができた貴重な掃除時間だったと思います!!
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