「大切なのは気持ちっすよね!?」 という言葉についてぶっちゃけてみる・・・
ぶっちゃけ寺 の収録に呼んでいただいたにも関わらず、 ビビッてぶっちゃけることができなかった僧侶が ブログでぶっちゃける・・・・・・
そんな、つまらない話です・・・・
今回は 「大切なのは気持ちっすよね!?」 という言葉について書いてみます。
副題 「大事なのはお金じゃない!??」

東光寺(静岡市清水区横砂)には 山門の近くに大きなお地蔵様が祀られています。
お地蔵様は 「子育て地蔵」 ・ 「水子地蔵」 と呼ばれ、常に多くの子供達を見守ってくださっています。
ある日、お地蔵様にお参りをしている若い男性に声をかけられました。
「和尚さん、俺 気が付いたんだ!」
初対面のはずなのに 以前からの知っているかのように気さくに話しかけてくれました。
私が、「え!?」
と聞き返すと、彼は言葉を続けました。
「ちょっと前に、水子供養ってやつをぉ~ お布施ってやつを払ってぇ、お経でも読んでもらおうかと思ったんだけどぉ、やっぱぁ大切なのは気持ちじゃん! お金じゃないじゃん! だからお金払わないでお参りした方が良いってことに気づいたんだ~! これ、あってるっしょ!??」
と言うのです・・・・ 久しぶりの衝撃でした。
しかし、よく考えれば目の前に若い男性が変わった考え方をしているのではなく、
・無料で手に入れること
・少しでも安く手に入れること
・少ない労力で、多くの結果を残すこと
と言うことに価値があると感じる人は少なくないのかもしれません。
若い時の苦労は買ってでもせよ
という言葉は過去の言葉になってしまったと感じることも少なくありません。
しかし、お金を払わないことが素敵だと私は思いません。
ですから、この若者と少し話しをしてみることにしました。
私 「今、亡くなった水子様のことを思ってお参りをしてくれたんですよね」
若者 「おう、そうだよ」
私 「そうでしたか、それは素晴らしい修行をされたんですね。」
若者 「修行? 俺がしたのはお参りだよ!」
私 「お参りは、今を生きている私達がこれからより良く生きていくための修行のひとつなんですよ。ですから、今していただいたのお参りは修行のひとつなんですよ。」
若者 「へ~、あっそう!」
私 「修行には他にもたくさんの種類がありまして、今あなたがお参りをしてくれたお地蔵様は 沢山の方が修行を積まれて建立しこれまで守られてきたんですよ!」
若者 「どんな修行よ?」
私 「たくさんの人が この場所にみんなでお参りができる お地蔵様 を建立したいと考えてお金を寄付する財施【ざいせ】と言う修行」
私 「毎月23日にみんなが気持ちよくお参りができるように掃除をする修行」
私 「掃除の後、お花などのお供え物をしてお経を読む修行」
私 「多くの方の思いがあって、このお地蔵様はどなたでもお参りをしていただけるようになっています。ありがたいですね!」
若者 「そうだね、で!?」

私 「 俺が気持ちを込めてお参りできれば、それでいいんだ! 自分さえよければいいんだ! という考え方がどんなに沢山集まってとしても 目の前のお地蔵様はここにはいらっしゃらなかったのです。
確かにお参りをする気持ちはとっても大切です。否定のしようなどありません。 しかし、お参りをするときには、もう一歩奥まで踏み込んで考え、お参りをすることができたことへの感謝の気持ちを持って、この恩に報いる方法を考えることを大切だと思います。」
若者 「ま、そうだね」
私が伝えたかったことが若者に伝わったかは分かりませんが、 ある日の夕方の出来事でした・・・・
そんな、つまらない話です・・・・
今回は 「大切なのは気持ちっすよね!?」 という言葉について書いてみます。
副題 「大事なのはお金じゃない!??」

東光寺(静岡市清水区横砂)には 山門の近くに大きなお地蔵様が祀られています。
お地蔵様は 「子育て地蔵」 ・ 「水子地蔵」 と呼ばれ、常に多くの子供達を見守ってくださっています。
ある日、お地蔵様にお参りをしている若い男性に声をかけられました。
「和尚さん、俺 気が付いたんだ!」
初対面のはずなのに 以前からの知っているかのように気さくに話しかけてくれました。
私が、「え!?」
と聞き返すと、彼は言葉を続けました。
「ちょっと前に、水子供養ってやつをぉ~ お布施ってやつを払ってぇ、お経でも読んでもらおうかと思ったんだけどぉ、やっぱぁ大切なのは気持ちじゃん! お金じゃないじゃん! だからお金払わないでお参りした方が良いってことに気づいたんだ~! これ、あってるっしょ!??」
と言うのです・・・・ 久しぶりの衝撃でした。
しかし、よく考えれば目の前に若い男性が変わった考え方をしているのではなく、
・無料で手に入れること
・少しでも安く手に入れること
・少ない労力で、多くの結果を残すこと
と言うことに価値があると感じる人は少なくないのかもしれません。
若い時の苦労は買ってでもせよ
という言葉は過去の言葉になってしまったと感じることも少なくありません。
しかし、お金を払わないことが素敵だと私は思いません。
ですから、この若者と少し話しをしてみることにしました。
私 「今、亡くなった水子様のことを思ってお参りをしてくれたんですよね」
若者 「おう、そうだよ」
私 「そうでしたか、それは素晴らしい修行をされたんですね。」
若者 「修行? 俺がしたのはお参りだよ!」
私 「お参りは、今を生きている私達がこれからより良く生きていくための修行のひとつなんですよ。ですから、今していただいたのお参りは修行のひとつなんですよ。」
若者 「へ~、あっそう!」
私 「修行には他にもたくさんの種類がありまして、今あなたがお参りをしてくれたお地蔵様は 沢山の方が修行を積まれて建立しこれまで守られてきたんですよ!」
若者 「どんな修行よ?」
私 「たくさんの人が この場所にみんなでお参りができる お地蔵様 を建立したいと考えてお金を寄付する財施【ざいせ】と言う修行」
私 「毎月23日にみんなが気持ちよくお参りができるように掃除をする修行」
私 「掃除の後、お花などのお供え物をしてお経を読む修行」
私 「多くの方の思いがあって、このお地蔵様はどなたでもお参りをしていただけるようになっています。ありがたいですね!」
若者 「そうだね、で!?」

私 「 俺が気持ちを込めてお参りできれば、それでいいんだ! 自分さえよければいいんだ! という考え方がどんなに沢山集まってとしても 目の前のお地蔵様はここにはいらっしゃらなかったのです。
確かにお参りをする気持ちはとっても大切です。否定のしようなどありません。 しかし、お参りをするときには、もう一歩奥まで踏み込んで考え、お参りをすることができたことへの感謝の気持ちを持って、この恩に報いる方法を考えることを大切だと思います。」
若者 「ま、そうだね」
私が伝えたかったことが若者に伝わったかは分かりませんが、 ある日の夕方の出来事でした・・・・
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