広報活動の重要性を痛感した出来事

東光寺(静岡市清水区横砂)の副住職を務めさせていただくようになったころ、
「え、そんなことをやってるの!?」
と驚かれることに戸惑っていました。
写経会や子供坐禅会を企画し、檀信徒の皆様に開催のお知らせをプリントで配ったことがありました。
しばらくして、子供坐禅会の準備のため本堂に座布団を並べているのをお参りにみえた檀家様に
「何か行事でもあるの?」
と聞かれたので、
「はい、明日から子供坐禅会なんですよ!」
と答えたときに言われたのが
「え、そんなことをやってるの!?」
という言葉でした・・・・
同じようなことは写経会でもありました。
写経会が終わり、片づけをしていると御参りに来た女性に
「あら、今日は何かあったの?」
と聞かれたので
「皆さんにお知らせした写経会が今日だったんですよ!先ほど終わったばかりなんですよ。」
と答えると、
「え~、写経会やってるの!?」
と言われてしまったのです・・・・
先日、「ぶっちゃけ寺」というテレビ番組の収録に参加させていただいたときに、お寺側の「広報活動」について考えさせられたことがありました。
話しの内容は、葬儀や法事以外のお寺の活動について話をしていました。
この現場には芸能人の室井佑月さんやテリー伊藤さんがいらっしゃいました。
そしての時に、お二人が
「お寺で、こういうことをやったらどうですか!?」
と様々な提案をしてくださっていました。
「お~、確かにその通りだ!」
と感じることもありましたが、
「あ、それは東光寺でもやっているなぁ・・・」
と感じたり
「あ、それは○○寺で昔から行われていることだな・・・」
などと感じる御意見も多くありました。
しかし、一般的には知られていないのです・・・・・
「知られていない」ということは、現在の日本では「存在しない」と思われてしまうことがたくさんあるのです。
お寺では様々な行事があり、この行事を通して
人は いかに 生きていけばよいか
を伝えようとしています。 東光寺(静岡市清水区横砂)でも法事と葬儀以外に、年間160回の様々な行事を行っています。
毎月行われる
・布薩会
・写経会
・坐禅会
・観音供養
・地蔵尊供養
年に1回行われる
・大般若
・開山忌
・施餓鬼
そして、小学校の長期休暇に合わせて行わる
・子供坐禅会
・寺子屋体験
など様々な行事を行っているのです。
しかし、 「え、そんなことをやってるの!?」 と言われてしまうのです。
やっていることを知られていないのは 私の「広報活動」が不足しているからなのです。
最近は
今後も、現在のようにホームページやブログでの広報活動を続けながら、自ら外に足を運び、お寺や仏教のことを多くの方に伝えられように努力をしていきたいと考えいています。