賓主互換【ひんじゅごかん】

子供が坐禅会に参加すると、こんなことになります・・・・
子供が 「叩きたい!!」 と言う。
私は 「しょがない、叩かせてやるか・・・」 と背中を出す。
子供が叩く・・・
案外、痛い・・・・・
叩かれながら 賓主互換【ひんじゅごかん】 という禅の言葉を思い出しました。
ある時は師匠と弟子と言う立場になり、またある時は弟子と師匠と言う立場になる。 お互いが自由自在に入れ替わること。
という意味があります。
心が調えば、心が自由に動き出す、心が自由に動き出せば、お互いが自由自在に入れ替わることができます。
自由に立場が入れ替わるためには、自分だけでなく相手のことを認めて尊重することが大切です。
自由自在に立場を入れ替えることができていない未熟者の私は、「叩いて頂く」ではなく、「叩かせてやるか」などと考えてしまいます・・・・
まだまだ修行が足りないことに気が付き反省しています・・・・・
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