生まれたての赤ちゃんが言葉を話したら怖くないですか!??

4月8日はお釈迦様の誕生日です!!
お釈迦様の誕生日を祝う法要を
降誕会【ごうたんえ】
と呼びますが、
花祭り
という言い方のほうが、聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
お釈迦様は4月8日にルンビニーの花園で誕生されました。
そして、お釈迦様の誕生は多くの祝福を受け、天からは甘露の雨が降ったとも言われています。
そのため、今日でもお釈迦様の誕生を祝う儀式である降誕会を「花祭り」と読んでいます。
さて、お釈迦様の誕生というと、
「天上天下唯我独尊」
という言葉を思い出す方が多いのではないでしょうか。
「天上天下」は、広い世界
「唯我」とは絶対の独り
「独尊」は比類のない尊さ
を表します。
ですから 天上天下 唯我独尊 という言葉は、この広い世界に存在する全てのものは、みな比類のない尊い存在である、と言うことができます。
「誰かが偉くて、誰かが偉くない」という分類をするのではなく、周囲の全て人達が尊い存在であることを自覚することの大切さを伝えてくれる言葉が天上天下唯我独尊です。
お釈迦様が誕生された際に7歩あるいて右手をあげ、この句(天上天下唯我独尊)を述べたと伝えられています!!!
正直な感想ですが、この話は少し苦手でした・・・・
産まれた赤ちゃんが歩く!??
いやいや、我が家の娘は1年かかりましたけど!! 産まれたその日に歩けるなんて現実的じゃない!!
と考えてしまったり、
生まれたばかりの赤ちゃんが本当にしゃべるわけない!!
と考えてしまうためです。
そこで、仏教の言葉について詳しく書かれた辞書で調べてみました。
驚きました!!!
本来は毘婆尸仏(びばしぶつ)が誕生した時、同趣旨の偈(げ)を説いたとされていた
※毘婆尸仏(びばしぶつ)は実在しない仏様
↓
お釈迦様が誕生した時,他の人々が「天上天下唯我独尊」と称讃したという説が生じる
↓
お釈迦様自身が自ら唱えた!
このように変化したそうです。
お釈迦様のことを尊敬し、敬い、お参りをした結果が
お釈迦様は産まれたときに天上天下唯我独尊と話をされた!
という、一見すると信じがたい話になったのだと感じました。
さらに、「産まれてすぐに歩いた」などの逸話がお釈迦様のことを大切に思うがゆえのお話だったと気が付いたとき、苦手だった花祭りの逸話も良いものだと気が付くことができました。
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