お彼岸には、なぜ「ぼたもち」と「おはぎ」なのか

日本のことを学んだ外国の方の中で
日本人の心が清らかなのは、先祖供養の習慣があるからだ!
と言った方は少なくないそうです。
御先祖様を敬い、手を合わせる習慣は、私達自信を磨き、成長させてくれているそうです。
どのようにして、成長させてくれるのでしょうか!?
その答えが「おはぎ」や「ぼたもち」の中に詰まっているそうです!
仏様や御先祖様をお参りするときに「お供え物」をする習慣があります。
大切なものをお供えすることで、自分自身の心の中にある「もっと欲しい、奪ってまで欲しい、と欲張ってしまうような心」などを静め、心を調えることができます。
では、何を御供えしたらいいかといえば
「おはぎ・ぼたもち」
です。 なぜ「おはぎやぼたもち」なのかと言えば、原料に理由があります。
昔、砂糖は大変貴重なものでした。 もちろん小豆も貴重品です。 この貴重な2種類の材料を使い手間暇かけて作る贅沢なお菓子が「おはぎやぼたもち」だったのです。
なかなか口にすることができないほど大変貴重なものだからこそ、仏様や御先祖様に御供えしたのです。
貴重なものだからこそ、差し出す価値があるのです。
「お彼岸」の時期に、貴重な材料と貴重な材料に、惜しみない手間暇をかけて作る究極のお供え物が「おはぎやぼたもち」だったのです。
時代が変わり、「おはぎやぼたもち」の価値に変化があったとしても、お供えをする気持ちに変化があってはいけないと感じながらお彼岸の準備をしていきたいと考えています!
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