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「鉄なべ」 と 「お寺」 の共通点に気がついた!

 私は料理が好きです。



 ですから、結婚をしたときも妻にお願いをして、私が朝食を、妻が夕食を担当することにしてもらいました。




 しかし、残念ながら料理は好きですが、上手ではありません・・・・




 道具にもこだわりはありません・・・・




 そんな、道具にこだわりがない私が最近使用を再開したのが




tokozenji鉄なべとひじきと環境160216




鉄なべです。






以前、いただいた鉄なべで、実際に使用したのですが



・見た目以上の重量感
・しっかりと温めないと炒めたものがこびりつく
・洗った後に素早く乾かさないと錆びる



など、扱いが面倒で使用を中止していました。







そんな扱いにくい鉄なべの使用を再開した理由は、





tokozenji鉄なべとひじきと環境1602162


なんと、「ひじき」です!!





私は、







ひじきは鉄分が多い!!





と信じていました。




tokozenji鉄なべとひじきと環境1602163




実際に、ひじきの袋にも書いてあります!






しかし、平成27年の年末に衝撃的なニュースを読んでしまったのです。






ヒジキ「鉄分の王様」陥落 



という見出しに驚き、内容を読んでみると




 文部科学省は、日ごろ口にする食品の栄養成分をまとめた日本食品標準成分表の改訂版を公表した。

 製造に使う釜の多くが鉄製からステンレス製に代わったことで、ヒジキに含まれる鉄分が大幅に減った。



と書いてありました。 そこで文部科学省のホームページで確認をすると、




ひじきは 


鉄なべでゆでると 100gあたり鉄分が 58.2mg

ステンレスのなべでゆでると 100gあたり鉄分が 6.2mg



と書いてありました。 




 なんと、鉄なべがステンレスに変わると鉄分が約90%も失われてしまうのです!!




血液検査をすると「貧血気味」と言われることが多い私にとって無視できないニュースです!





金属の性質上、扱いやすいのは間違いなくステンレスです。 鉄は扱いが難しく敬遠さてれしまいます・・・・




しかし、栄養面で言えば鉄なべの圧倒的な勝利です。




そこで、貧血の可能性が否定できない私は「鉄なべ」を使い始めたのです。





鉄なべは扱いは難しく面倒なのですが、使いこなせれば得られるもの(ひじきの鉄分)は大きくなると気が付いたとき、鉄なべとお寺の共通点に気が付きました。





同じ「ひじき」を用意して面倒の多い鉄なべでゆでると鉄分が増え、扱いやすいステンレスだと成果がでないのと同様に



面倒なことが何かと多いが、お寺での行事に参加することができれば、多くのことを学び、心は成長することができます。


同じ心を持ちながらもお寺の行事には参加しないなど、自分に都合の良いように生きていくことは、学ぶことができる範囲が狭くなり、心の成長が疎かになっているのではないでしょうか。






 一見すると 「面倒なこと」 と感じたことが、実は 「重要なこと」 だった。






 と「ひじきのニュース」を見て感じています・・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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