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オンライン坐禅会ではカメラを「オン」にした方が良い理由

600オンライン坐禅会 会場図 初めてのオンライン坐禅会モニター2



先日放送された、NHK 所さん!大変ですよ というテレビ番組の中で、脳科学者の澤口俊之さんが、

自分の顔を鏡で見るとやる気が出る

と2021年に発表されたばかりの論文を紹介されていました。



自分の顔を鏡で見るとやる気を出すドーパミンが放出されて脳の奥にある腹側被蓋野【ふくそくひがいや】が 活性化されることがわかった!



と言うのです。


以前からお伝えしているように、オンライン坐禅会とお寺での坐禅会の大きな違いの一つが、


「オンライン坐禅会では「自分の姿を見ることができる」



というものがあります。



オンライン坐禅会の場合、カメラをオンにすることで自分が映っている姿を自分で見ることができます。
※もちろん、その映像が他の参加者にも見えますので、オンオフは慎重にご検討ください。




私だけかもしれませんが・・・


始めは「坐禅をがんばるぞ!!」と意気込んでいたのに、坐っているうちにだんだんやる気が少なくなっていくことはありませんか。


もちろん、カメラをオンにして坐禅中に自分の顔や姿を見ただけでやる気を失わないと言う保証はどこにもありません。


しかし、少しでも良くなる可能性があるのなら、信じて試してみてはいかがでしょうか。

オンライン坐禅会 法話 【炊飯器に教えられたこと】

炊飯器のご飯20211025




 朝晩が少しずつ涼しくなって秋を感じる季節になりました。暑さ寒さも彼岸までということで、お彼岸が過ぎ、15夜を過ぎると、涼しくなってまいります。


坐禅をしていても、少し前までは坐っているだけで汗がダラダラと出ていましたが最近は本当に気持ちよく坐ることができています。


また、この時期になると新米など秋の味覚が出回る時期ですね。ただでさえ美味しい新米を、薪を使ってお釜で炊いたら本当に美味しいご飯になることは間違いないことです。私も秋が深くなってくるとお寺が管理する山の整備のために、木や竹を切りに山に入ります。その際に、切って乾かした木や竹を燃料にして飯盒でご飯を炊くことがあるのですが、やっぱり美味しいですね。





吾心似秋月 碧潭清皎潔
【わがこころは 秋月に似たり 碧潭(へきたん) 清くして 皎潔(こうけつ)たり】


聞いたことがある方も多いかと思います。


『寒山詩』の中でも特に有名な詩の一節です。




河野太通老師の「床の間の禅語」によれば



吾心似秋月
自分の今の心境をたとえるならば、ちょうど秋の月のようにさえざえと清く澄みわたっている。十方世界をくまなく照らして一点の埃も心の中にとどめてはいない。
清浄無垢な心境を秋月にたとえ、

碧潭清くして皎潔
その心の月の光が池の面を照らせば、青く澄みきった池はその底まで何の汚れもなく、輝き映える。
清澄なる心が万物を見れば、すべてのものは清澄なる悟境である。



という意味です。





 話は少し変わりますが、オンラインで何かをしようとうするときに必ず出てくる言葉が


「やっぱり直接会うのが一番いいよね」


という言葉です。


その通りの言葉なので、この言葉を否定することはできません。しかし、自分自身が主催者として必死に取り組んできた行事の最後にこの言葉が聞こえてくると、心にモクモクと雲が出てくるような沈んだ気持ちになっています。



しかし、この心の雲をどけるような出来事がありました。私の心の雲を取り除いてくれたのが我が家の炊飯器でした。


我が家の炊飯器はタイマーがついています。


朝ご飯を食べたいと思っている時間にタイマーをセットしておけば、勝手に炊飯器がタイミングよくご飯を炊いて、しかも「ピーピーピー」と音で合図までしてくれます。私は結婚以来、妻との家事分担で朝食は私が、夕食は妻が担当をしておりまして、これまでに数えきれないほど、炊飯器のタイマーを使ってきました。


ある朝のことです。いつものように台所で作業をしていると「カチ」という小さな音が聞こえたのです。普段なら聞き逃してしまうような音でしたが、その日はなぜか鮮明に聞こえました。


それは炊飯器のスイッチが入った音でした。炊飯器はご飯が炊けたとき「ピーピーピー」と大きな音を出して知らせてくれますが、炊きあがる時間から逆算してスイッチが入ります。この時は別に知らせる必要はありませんので電子音は聞こえません。しかし、スイッチは入りますので、その音が聞こえたのです。


「カチ」という音の後には微かに「ゴー」という電熱線が温まっていく音が静かな台所に鳴っていました。この「カチ、ゴー」という音を聞いたとき、ハッとしたのです。




炊飯器にかかわった多くの方の苦労や歴史を「カチ、ゴー」という音に感じたのです。


薪で炊いたご飯がなぜ美味しいのか。様々な理由があると思います。その一つが目に見える苦労です。自分で薪を使ってご飯を炊けば苦労を実感できますし「薪で炊いたご飯です」と言われれば、炊いてくれた人の苦労を容易に想像することができます。だからこそ、その苦労に感謝の気持ちが湧き、ご飯が美味しく感じられます。


しかし、炊飯器でご飯を炊くときにあまり苦労をしません。なぜでしょうか。それは便利な炊飯器を作り上げるために、私達が想像できないほど多くの先人達が苦労をしてくれているからです。先人が苦労の先払いをしてくれているのです。その方々の苦労のおかげで炊飯器を使うときに私達が苦労をせずにすんでいるのです。そのことに気がついていないからこそ、私は


「薪で炊く方が炊飯器よりも苦労する。だから薪の方が美味しい」と思い込んでいたのです。


「カチ、ゴー」という炊飯器の音が苦労を感じていなかった私に、


「お前、便利な道具の裏側にある苦労に何も気づいていないじゃないか!!炊飯器だって薪と同じなんだ。米を美味しく炊くために必死なんだ!」と語りかける炊飯器の声だったのです。


そして、この音を聞いたとき、


「対面が一番だよね」という言葉に対して、「確かに」と思っていた私の浅はかさに気がつきました。もちろん直接人と会うことができることは素晴らしいことです。しかし、それと比較して「オンラインは・・・」と考えていた自分には、オンラインで人と出会うことができるようになった先人たちの苦労・労力が、さらに、必死になってインターネットの世界に足を踏みいれてくださった方のご苦労を感じていなかったのです。


これこそが私がオンラインに対して少しだけ感じていたうしろめたさの原因であり、


他人の苦労を感じることができていなかった自分自身の思い込みが心に雲を作り出していたのです。




「吾心似秋月 碧潭清皎潔」と言う言葉は


 私達の心の清らかさは、喩えるべきものがないほどのものだが、ちょうど秋の月のようにさえざえと清く澄みわたっている。と教えてくれています。


 この澄み切った心で物事を見渡すことができたなら、どちらが優れていて、どちらかが優れていないなどと分ける必要はなく、どれもが尊いものだと見ていくことができると教えてくれています。


薪で炊いたご飯も素晴らしい存在であり、炊飯器で炊いたご飯も素晴らしい存在。

直接会った人も素晴らしい存在であり、オンラインで会った人も素晴らしい存在なのです。

「カチ、ゴー」という炊飯器の声が私の心の雲を吹き飛ばし、大切なことに気づかせてくれたように感じます。

オンライン坐禅会 1千回・参加者7万人突破

600オンライン坐禅会 7万人



私は微力ながら臨済宗青年僧の会が主催するオンライン坐禅会の手伝いをさせてもらっています。
※オンライン坐禅会(臨済宗青年僧の会)のホームページはこちらです。



このオンライン坐禅会ですが、8月21日(土)の夜に参加者が7万人を突破しました!


そして、本日(8月24日)の朝の坐禅会で開催数が1,000回となりました!





本当なら、


「あと何人で〇万人」


「あと〇回で1,000回」」


と盛り上げなくてはいけないところ、


「気がついたら7万人、1,000回を超えていた・・・」


というしくじりを、心暖かい参加者や関係者の皆様なら許して下さると信じてご報告させていただきます。





1,000回も坐禅会が開催されたこともすごいことではありますが、昨年の4月26日から1日も休むことなく1,000回以上坐禅会を開催し続けていることにも驚いています。


これもひとえに、開催に尽力してくださる関係者、そして参加者の皆様のおかげです。


本当にありがとうございます。




これからも、オンライン坐禅会がより良いものになるように努めて参ります。


至らないところばかりですが、末永いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。


また、オンライン坐禅会は仏教や禅の教えに触れていただくことができる貴重な場所ですので、少しでも多くの方にこの坐禅会の存在を知ってもらえるように広報にも力を入れていきたいと思います!

子供坐禅会(みんなの坐禅会) オンラインとオフラインの融合

600オンラインとオフライン坐禅会202107292



東光寺(静岡市清水区横砂)では子供坐禅会(みんなの坐禅会)を開催しています。
※坐禅会についてはこちらをご覧ください。



全国的にも珍しい、オンラインとオフラインが融合した坐禅会として開催をしています。



お寺で坐禅をする人は東光寺の坐禅会に参加し、その様子を臨済宗青年僧の会のオンライン坐禅会で生中継することにより、オンラインで坐禅をする人がお寺の坐禅会参加者と一緒に坐禅をすることができています。




今日も、いつものように坐禅会が開催されている・・・


と、思いきや・・・


いつも通りではありません。




しかし、これまでと同じ「オンラインとオフラインが融合した坐禅会」です。




実は・・・



写真をよく見るとわかるのですが、




600オンラインとオフライン坐禅会20210729

これが今日の様子




600オンラインとオフライン坐禅会2021072923

これが、通常の様子。





そうなんです。




今日の写真には右奥に映るはずの私がいません!!!




なんと、坐禅を指導してくださっている和尚様は愛知県の方です。





諸事情により、今日は私がどうしても坐禅会を開催することができなくなり、臨済宗青年僧の会のオンライン坐禅会で子供坐禅会を担当した経験のある和尚様にオンライン坐禅会の開催を依頼しました。



すると快くお引き受けいただき、オンライン坐禅会を開催してくださいました。


このオンライン坐禅会をお寺でスクリーンに映し出し、いつもの坐禅会のように坐禅ができる準備をすることで、オフラインの坐禅会も開催することができました。





もちろん、良い点・悪い点がそれぞれありますが、これからは、このような坐禅会がいろいろな場所で開催されていくように感じました。

再び臨済宗青年僧の会のオンライン坐禅会に曹洞宗の和尚様

私も、事務局員として微力ながらお手伝いをさせていただいている“臨済宗青年僧の会”は臨済宗・黄檗宗の僧侶の集まりです。


この臨済宗青年僧の会では1年以上前からオンライン坐禅会を開催しています。
※オンライン坐禅会のホームページはこちらです。




ここで行われているオンライン坐禅会で坐禅の指導をする僧侶は自然な流れで臨済宗と黄檗宗の和尚様でした。


しかし、坐禅は臨済宗・黄檗宗だけのものではありません。


曹洞宗を抜きにして”禅”や坐禅のことを伝えることはできません。




そこで、「臨済宗青年僧の会のオンライン坐禅会」では、これまでにも曹洞宗の和尚様にオンライン坐禅会を担当していただいてきました。


そして、この度、大変ありがたい御縁をいただき、再び曹洞宗の和尚様をお迎えすることができました。






7月31日(土)午後9時からのオンライン坐禅会は

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曹洞宗Earth禅堂の宇野全智(うの ぜんち)師が担当をされます。



【曹洞宗Earth禅堂】(臨済宗青年僧の会オンライン坐禅会担当者紹介ページより)
 曹洞宗Earth禅堂は、曹洞宗本部が運営するサテライト禅堂で、毎年4月に代々木公園で開催される環境イベント「アースデイ東京」でのブース出展(坐禅体験・写経体験など)をはじめ、一般向け坐禅会、社員研修、禅セミナーなどを開催しています。




宇野全智師の紹介はこちらをご覧ください。





臨済宗青年僧の会では毎日、臨済宗・黄檗宗の僧侶によってオンライン坐禅会が開催されています。


これらの坐禅会にも参加していただき、さらに7月31日の宇野和尚様の坐禅会にも参加していただければ、坐禅の素晴らしさや奥深さなど様々な角度から味わっていただけるのではないでしょうか。


人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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