お盆の由来 訂正
※記事はこちらです。
東光寺(静岡市清水区横砂)で夏に行う施餓鬼とお盆の違いを紹介しました。

そこには、
お盆の由来
お盆とは盂蘭盆経【うらぼんきょう】というお経に由来する行事です。このお経によれば、
お釈迦様の御弟子様であった目連尊者は亡くなった母のことが気になり、神通力で母を観察・探したそうです。すると母が餓鬼の世界に堕ち苦しんでいるのを発見しました。
目連尊者はお釈迦様に母を救う方法を尋ねました。
そして、お釈迦様の教えに従って7月15日、僧侶達が総懺悔の行をするに当たり、食物などの布施をしたところ、その功徳で母親は救われたといいます。
このようなお話が元になって、日本に昔からある習慣と仏教の教えが合わさり御先祖様をお迎えしお参りする現在のお盆になったそうです。
と書かせていただきましたが、盂蘭盆経【うらぼんきょう】というお経の内容を読み、お盆の由来として紹介していました。
・・・しかし、この説明では不十分だと感じました。
大切な部分の説明が抜けていることに気がつきました!!!
「僧侶達が総懺悔の行をするに当たり、食物などの布施をしたところ、その功徳で母親は救われたといいます。」では省略をしすぎていたのです。
「僧侶達の総懺悔」とは別の表現をすると「90日間の修業をおえて清浄になった僧達」と言えるのです。
つまり、修行をして心が調った状態にある僧侶に食べ物を供養することで、その功徳(善い行い)が餓鬼道で母親にと説くと言うのです。
つまり、お盆の由来を考えたとき、お参りをする場所に必要なのは
仏壇、お盆飾りだけでなくお供え物だけでなく僧侶が必要になるのです。
しかも、ただの僧侶ではありません。
「90日間の修業をおえて清浄になった僧」
が必要なのです。
つまり、私自身がお盆を迎える際には清浄な心の状態になっていることが重要になるのです。
この由来を忘れることなく、清浄な心でお盆を迎えられるようなにしっかりとやっていきたいと思います。