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オンライン坐禅会を開催するための方法 【その6】

オンライン坐禅会を開催するための方法

【その6】 そもそもなぜ映像のきれいさを求めるのか





臨済宗青年僧の会で開催しているオンライン坐禅会に私も微力ながらお手伝いをさせていただいています。
※臨済宗青年僧の会のホームページ(オンライン坐禅会)について詳しくはこちらをご覧ください。


先日のブログの記事で、簡単にオンライン坐禅会とお寺の坐禅会を同時に開催したときの”見取り図”を紹介させていただきましたが、その方法にいたるまでに私が実際に試してみたことを備忘録として、紹介させていただきます。
※ 記事(お寺での坐禅会とオンライン坐禅会の融合)





これまでの記事で

『初めてのオンライン坐禅会で感じた「距離」』

『スマートフォンのWebカメラとして活用』

『スマートフォンのWebカメラとして活用 その2』

『新しい機械で、古い機械を有効活用する方法』

『USB接続のウェブカメラとビデオカメラの比較』



と題してオンライン坐禅会を開催した際の機器の配置を紹介しました。
※題名をクリックすると各記事をご覧いただけます。




これまで、オンライン坐禅会を開催するにあたって


「操作性と映像のきれいさ」をどうしたら良くすることができるのかを考えてきました。




600オンライン坐禅会20210330





今回は、そもそもなぜ映像のきれいさを求めるのかを紹介させていただきます。


初めてオンライン坐禅会を開催したときに相手の様子を見ていたら


カメラなどの種類によって、こちらに届く映像に大きな違いがあることに気が付きました。


また、映像がきれいだとスーッと映像が頭の中に入ってきますが、画像が荒かったり汚かったりすると、映像を見ることに力を使ってしまい、映像そのものに集中して見ることができないことに気が付きます。





さらに、オンライン坐禅会に出席された方から



「今朝、初めて子ども坐禅会に参加をしたところ、手前の方にしっかりとした坐相のお嬢さんの姿が目に入り、とても驚きました。
自分もあんな風に座りたいものだと思っているうちに、あっという間に15分が過ぎてしまいました。


二回目の坐禅では警策をもって大勢のお子さんたちの間を歩かれていて、まるで自分がその場にいるような臨場感を持って坐禅に臨むことができました。」




との感想をいただいたことで、きれいな映像をお届けすることで


もっと「その場にいるような臨場感を持って坐禅に臨むことができる」と感じたからです。




まだまだ、誰もが臨場感を感じるような映像には遠く及びませんが、これからも少しでも良い映像をお届けできるように精進していきたいと思います。


その為にも、ぜひ映像などについて感じたことがありましたら、教えていただければ幸いです。
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ありがとうございます

横山和尚様

毎朝、お寺とオンライン融合の座禅会にオンラインで参加させて頂き、お世話になっております。
オンライン座禅会開催するための度重なる改善の記録、拝見させて頂きました。このようなご尽力のお陰で素晴らしい時間を共有させて頂けますこと、改めてお礼申し上げます。

臨済宗のオンライン座禅会にも参加したことがありますが、この融合座禅会の素晴らしさに日々気づいた約2週間でした。感じたことを少しだけお伝えさせて頂きます。

オンラインだけの座禅会比較、警策の様子を伺えることの臨場感に加え、読経の際にお寺の参加者の皆様のお声も聞こえることで、暖かさを画面を通じて感じました。

また和尚様の話し方も、お寺の参加者の皆様の前では少しリラックスされているような感じで、聞いてるこちらもリラックスして拝聴しました。

オンラインでの参加者側からとは違って、お寺での参加者の方はオンラインとの融合で何か変わったこととかお感じになっているのでしょうか。双方にいい影響があれば素晴らしいことだと思っています。
残り2日間も、どうぞよろしくお願い致します。

MH様 コメントありがとうございます。

ありがたい言葉をいただき、ほんとうにうれしいです。

ありがとうございます!!


「和尚様の話し方も、お寺の参加者の皆様の前では少しリラックスされているような感じで、聞いてるこちらもリラックスして拝聴しました。」

とのこと。 感情をそのまま顔やしぐさに出してくれる子供達が近くにいるので、こちらもリラックスができているのかもしれません。
自分でも気が付いていなかったので、ご指摘をいただき「確かにそうかもしれない!」と感じました。





「オンラインでの参加者側からとは違って、お寺での参加者の方はオンラインとの融合で何か変わったこととかお感じになっているのでしょうか。双方にいい影響があれば素晴らしいことだと思っています。」

これは、子供たちに変化はありました。
「あの人、全然動かないね!」
「あの人、こないだも参加してたね。」
といった感想がお寺に来ている子供達から聞こえてきているのでスクリーンに映っているオンラインでの参加者の様子をしっかりと見ていることがわかります。

私の個人的な感覚ですが、子供達は遠く離れていても坐禅やオンラインを通じて“つながっている”ということを大人以上に実感していると思いますので、オンラインで参加してくださっている方にとってもお寺で参加してくれている方にとっても、いい影響が出ていると感じています。

ですから、次回は夏休みになりますがオンラインとオフラインの融合は続けていきたいと考えていますし、運営方法や話す内容などもっともっと精進して夏を迎えられるようにしてまいりますので、ぜひ今後もお付き合いいただければ嬉しいです!
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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