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「間」が大事 写経会での法話 (63)

500写経会 絵葉書 633


女の子が海に行きました。



波が来るたびに 女の子はしゃぎまわっていました。






500写経会 絵葉書 632


お姉ちゃんが近くに来れば 「遊ぼう、遊ぼう!」と誘います。





この子は、動き続けていました。





500写経会 絵葉書 634


しかし、ふと海の向こうに出てきた太陽に気がついたとき その美しい光景に見とれて動きが止まりました。





私達も普段の生活で、ふと立ち止まる瞬間があります。



それは美しい光景を見たときだけではありません。





朝、仏壇の前で手を合わせたときや

仕事の合間の休憩時間

寝る前に 目を閉じて体と心が調ったとき




など、意識して立ち止まる時間を作ることもできます。





意識をして立ち止まることで「間【ま】」ができます。



「間【ま】」が大切なことは誰もが理解しています。



美しい光景に見とれて動きが止まった子供のように自然と間【ま】を取ろうと思ったとき




朝の合掌に今日も生きぬくことを願うこと。

昼の汗に生きているよろこびを感じること。

夜の反省に生かされている感謝をすること





こそが大切なのだと感じて今回のような絵葉書を作成いたしました。


500写経会 絵葉書 63

達磨大師【だるまだいし】のお参り

500達磨忌181008

東光寺(静岡市清水区横砂)は臨済宗妙心寺派のお寺です。


臨済宗は禅の教えを大切にする「禅宗」とも呼ばれています。




禅宗の一番最初の和尚様が達磨大師です。


達磨大師は10月5日に亡くなったと言われていますので、10月5日に多くの禅宗寺院で達磨大師をお参りする達磨忌【だるまき】の法要が行われます。




先日は寺の境内にある保育園の園児がお参りに来てくれました。
※その際の様子はことらをご覧ください。


本日(10月8日)は、年齢制限のない達磨忌の法要です。


500達磨忌1810083



東光寺では毎月布薩会(ふさつえ)を 毎月8日 19時より行っています。 



布薩会とは心を洗う大切な修行です。普段の生活を見つめなおし、悔い改めて今後の行いを正しいものにし、善行に精進する誓いの場です。

このため、本来は10月5日行う達磨忌も8日の布薩会に合わせて10月8日に行いました。



500達磨忌1810082




今年も多くの方と共に大切な達磨様のお参りをすることができ、多くの御縁に感謝いたします。

力を抜くために 力を入れる

500運動会181008



子供に走り方を教えている方が、コツを教えてくれていました。




上手に走るためには、体の力を抜き、上半身をリラックスさせることが大切です。




とのことでした。




力が入りすぎると体がかたくなり、余計なエネルギーを使って動作が遅くなってしまうそうです。




では、力を抜いて走るにはどうしたら良いのでしょうか。



その方はしっかりと教えてくれました。




「肩にグッと力を入れ、脱力して肩をストンと落とす」






このようにすると力を抜くことができるそうです。




力を抜くために、まずは力を入れるという考え方に驚きました。








仏教では「かたよらない」という考えを大切にします。



数多くあるお経の中から、教えの大切な要素と例え話を選び、それらを日常のやさしいことばにかえて表現した仏教聖典の中にこのような教えがあります。
 




道を修めるものとして、避けなければならない二つの偏った生活がある。


その一は、欲に負けて、欲にふける卑しい生活であり、その二は、いたずらに自分の心身を責める苦行の生活である。


この二つの偏った生活を離れて、心眼を開き、智慧を進め、さとりに導く中道の生活がある。






この教えを知ったとき



「だったら苦行なんてしなくていいんだ!! 嫌なことはしなくていいんだ!!」



と感じたことを覚えています。しかし、そうではありません。




一生懸命修行することも大切、力を抜くことも大切。あくまでもどちらかだけに偏ってはいけないのです。





肩にグッと力を入れ、脱力して肩をストンと落とす、「力を抜くためには まずは力を入れる」と相通じるもの感じます。

私は、どんな子供(人)でも仏教聖典が説く「賢い人」になれると信じています。


数多くあるお経の中から、教えの大切な要素と例え話を選び、それらを日常のやさしいことばにかえて表現した仏教聖典の中にこのような教えがあります。




非常に気が早く怒りっぽい男がいた。


その男の家の前で、二人の人がうわさをした。


「ここの人は大変よい人だが、気の早いのと、怒りっぽいのが病である。」と。


その男は、これを聞くとすぐ家を飛び出してきて、二人の人におそいかかり、打つ、ける、なぐる乱暴をし、とうとう二人を傷つけてしまった。



 賢い人は、自分の過ちを忠告されると、反省してあらためるが、愚かな者は、自分の過ちを指摘されると、あらためるどころか、かえって過ちを重ねるものである。





私は、どんな子供(人)でも仏教聖典が説く「賢い人」になれると信じています。







500まる 二重丸 三重丸



小学校2年生と4年生の娘が通知票をもらってきました。


今は「がんばろう」の評価が“○”なんですね。


ビックリしました。これがほめて伸ばすと言うことですか!?


私にはついていけません・・・





通知表には〇 ◎ そして「三重丸」が並んでいます。


もらってきた子供、通知表を見た私達夫婦の感想は全員一致で


「見にくい・分かりにくい」


でした。






△”や“×” なんて付けたら子供がやる気を失ってしまうと思っているのでしょうか。



もしも、そう感じて通知表の評価方法を変えたのなら、この通知表を作成した人は子供達(保護者も含めて)を「愚かな者」と感じているように思います。


愚かな者は、自分の過ちを指摘されると、あらためるどころか、かえって過ちを重ねるものである。



仏教聖典の例え話の中にもあるように、愚かな者は、自分の過ちを聞くとすぐ家を飛び出し相手を傷つけてしまいました。



通知表のシステム作成者は、評価した人(つまり担任等現場の先生方)が傷つけられないように配慮をしているのかもしれません。



しかし、「賢い人」は間違いを指摘されれば反省し改めます。



どんな子供(人)でも仏教聖典が説く「賢い人」だと信じるのならば、分かりやすく間違いを指摘することも大切なことのように感じます・・・




人は ほめられ続けて急に間違いを指摘されれば戸惑います。


適切な頻度で間違いを正しく指摘されることも大切です。


私は新しい通知表を見て

「自分の過ちを忠告されたとき、反省してあらためることができる人になって欲しい。

ほめられないと前に進めない人になって欲しくない。


そのために、我が家では出来ていないことはしっかりと、分かりやすく伝え、時には叱っていこう」
と心に誓いました。


保育園児による達磨大師【だるまだいし】のお参り



東光寺(静岡市清水区横砂)は臨済宗妙心寺派のお寺です。



臨済宗は禅の教えを大切にする「禅宗」とも呼ばれています。




禅宗の一番最初の和尚様が達磨大師です。




達磨大師は10月5日に亡くなったと言われていますので、10月5日に多くの禅宗寺院で達磨大師をお参りする達磨忌【だるまき】の法要が行われます。




東光寺には境内にある保育園の園児がお参りに来てくれました。法要は





500保育園児による達磨大師【だるまだいし】のお参り1

・達磨様についての話し





500保育園児による達磨大師【だるまだいし】のお参り2

・次に読経





500保育園児による達磨大師【だるまだいし】のお参り3

・最後に年少組はみんなでお参り、年中組以上は1人ずつお参り





という流れです。園児に話をするときに



・達磨様という和尚様が本当にいたこと

・達磨様は坐禅を一生懸命した方

・心を調えるために坐禅が良いと教えてくれた方





と言うことを伝えようと、話を考えていました。




「心を調えるために坐禅が良いと教えてくれた方」と言うことを伝えるために・・・






みんなは、毎日同じ服を着ていますか?

さすがに毎日同じ服は着ていないよね。

毎日同じ服を着ていたら、服はどんどん汚れちゃうよね。

だから、服を脱いで洗濯をしているでしょ。

実は、服が少しずつ汚れていくのと同じように、みんなの心も毎日少しずつ汚れていくんだよ。

服は脱いで洗濯をすることができるけど、心は洗濯機などで洗うことはできません。

そんなとき、心をきれいにする方法があります。それが坐禅です。

達磨様はみんなの心をキレイにするためには、坐禅が大切だと教えてくれた和尚様なんですよ。




と話をしました。 話をしっかりと聞けているか心配になりましたが、ほとんどの園児がしっかりとお参りをすることができていたので安心をいたしました。
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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