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写経会開催報告 【令和2年6月】

写経会を半年ぶりに再開しました!!



600写経会200923




10年前から毎月欠かさず23日に写経会を開催してきました。


しかし、令和2年3月を最後に、静岡市内でコロナウイルスの感染者が出るなどしたため写経会の開催を見合わせていました。


その後、状況が大きく改善したとは言えませんが、対策をしながら再開したいと考えていました。


そして、様々な状況を総合的に判断し、



いつもより感覚を広げて椅子に座るように、座る場所を限定したり、

写経会終了後のお楽しみであるお茶を無くしたり、

全員が消毒できるように、消毒薬を設置するなどして、



などの対策をとりながら、


今月(令和2年9月)から写経会を再開いたしました。




これまでは雰囲気の違う写経会になりましたが参加してくださった方は心静かに写経に取り組んでくださいました。


久しぶりにお会いする参加者の御顔や写経に真剣に取り組む姿勢を見て、これまで9年半という期間に大きな問題も発生せず写経会を開催して続けることができたことがどれほど「有難い」ことだったのかと実感をしていました。






今後もコロナウイルスの影響や状況の変化によって開催を見合わせる可能性もあります。


中止をする場合はホームページ等でお知らせをさせていただきます。


写経に興味のある方はホームページやブログを確認いただいてからお寺までお越しください。参加をお待ちしています。
※東光寺ホームページはこちらです。
※このブログのトップページはこちらです。

日が沈んでも、翌朝には日が昇る

日が沈むのを見て、二度と太陽が昇ってこなかったらどうしようと悩む人は多くありません。


月が雲に隠れたときに、月が二度と見えなかったらどうしようと悩む人も多くはありません。


しかし、仏教で「生きとし生けるものは、みんな仏様のような尊い心を持って生まれる」と説かれても、


「本当だろうか?」


と疑問を感じてしまいがちです。





これは、太陽が沈んだときに「明日になっても太陽が昇ってこなかったらどうしよう」と不安になるようなものかもしれません。


そのように感じたのは、東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある彼岸花の様子を見たからかもしれません。


境内にある彼岸花は、毎年彼岸の入りの頃に美しい花を咲かせています。


しかし、今年は彼岸の時期が近づいても一向に花が出てきません。


草取りをしたときなどに、球根を痛めてしまったのか、それと7月の長雨や8月の酷暑にやられてしまったのか・・・


いろいろ考えてしまいましたが・・・・


お彼岸に入ってしばらくすると、





600彼岸花200921



出てきました。



間もなく開花します。


彼岸花は今年もしっかりと、昨年のうちに光合成を行って蓄えた栄養を使って花開く準備を調えていました。


少し時期はずれることがあっても自然は繰り返されます。



太陽は沈んでも、必ずまた昇ります。


月も雲の合間から顔を出します。




同じように、私達も、みんな仏様のような尊い心を持って生まれてくるのかもしれないと、花を咲かせようとする彼岸花を見ながら感じています。

園児の涙に感じる「今を生きる力」

600保育園の運動会に学ぶ




東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある保育園で運動会が行われました。



最後の種目はリレーです。


勝った園児達は大喜び。


負けた園児達は悔しい顔をしています。


中には閉会式まで涙を止めることができなかった園児もいました。



私はこの園児の流す涙は素晴らしいものだと感じるようになってきました。



以前の私は、

「保育園の運動会なんかで泣くんじゃない!」

と本気で思っていたどうしようもない人間でいた。


なぜ、私はこのような考えになってしまったのか。

それは、これまで見てきた涙と比べていたからかもしれません。


全国大会を目指して懸命にがんばってきたのに、その直前で敗退したときに見せる涙。

想像を絶する努力の末に結果を出して流す涙。



こういった涙の中には、それまでの様々な努力や苦しみが詰まっています。


ですから、このような涙を見るとこちらまで感極まってしまいます。


以前の私は努力の先にある涙と、園児が保育園の運動会のリレーに負けて涙を流す涙を比べてしまっていたのです。


確かに園児達は運動会(リレー)に向けて一生懸命練習をしてきました。


しかし、それは、何百回、何千回、何万回と数多くの練習を積んできた部活動やプロスポーツなどに比べれば少ない数です。ですから


「そんな少ない努力で涙を流すなんて、もっと努力をしている人に比べたらまだまだだ」


と考えてしまっていたのです。




しかし、これは完全に私の思い違いでした。


それに気がついたのも保育園の運動会でした。


負けても泣かない園児はニコニコと楽しそうな目で走っているのに対して運動会のリレーで負けて泣く園児は走っているときの真剣な目をしています。


走る直前までボケーと地面の石をさわって遊んでいても自分の順番が来たら真剣な目になるのです。


この姿を見たときに、涙は多くの努力を積み重ねてきたから流れるのではなく、これまでの努力と、その瞬間の真剣さによって流れているのだと感じました。


スポーツ選手のように競技に向けて多くの努力をしてきたとは言えない園児の涙は“その瞬間の真剣さ”によって流されたものだと私は感じるのです。


ですから、以前の私は、「保育園の運動会なんかで泣くんじゃない!」と思っていましが、最近では園児の流す涙は素晴らしいものだと感じるようになってきたのです。





禅では「なりきる」ことを大切にします。坐禅をするなら坐禅になりきり、掃除をするなら雑巾になりきり、読経をするならお経になりきりなさいとよく言われます。


そのようなことを積み重ねていくからこそ、自分が生まれながらにいただいている仏様の心になりきることができる、自分が仏だと実感できると説くのです。


言葉では理解できますが、実感したり実践したりすることが難しいことです。


しかし、その姿を示してくれていたのが園児達の「その瞬間の真剣さ」でした。



リレーが始まれば、リレーになりきり、負ければこの世の終わりかと思うくらいに悲しみ、涙を流す。しかし、運動会が終わって帰り道にダンゴムシがいることに気がつけばダンゴムシと一緒になって遊ぶ。


余分な感情に振り回されることなく、その瞬間、その瞬間を生きる姿に大切なことを教えていただきました。

私が変われば あなたが変わる

臨済宗青年僧の会がオンライン坐禅会を開催しています。


私も微力ながら手伝いをさせていただいています。


オンライン坐禅会を始める際にホームページを作成させていただきました。
※臨済宗青年僧の会オンライン坐禅会のホームページはこちらです。




しかし残念ながら私が作ったホームページを見た方から・・・


「暗い」や「入りづらい」と言った御意見をいただきました。



そこで、妻にオンライン坐禅会の絵を描いてもらいホームページに掲載したいと考えて実際に書いてもらいました。






6001280------------------2.jpg

完成した絵がこちらです。




依頼するときに「パソコンを通してお坊さんと一般の方が繋がっている絵を書いてほしい」と、私はお願いをしました。


私は完成した絵を見て「一般の方を男性として描いてくれたんだ、女性の参加者も多いから女性も描いて欲しいな」と感じました。


そこで妻にそのことを言うと


「この人もお坊さんも男性でも女性でもないように意識して描いた。」


と言われました。


実際に娘達に見せると


「女の人だ~!」


と言うし、他の和尚様に見せると


「男性ですね。」


と言われます。





結局は見る人が相手の性別を決めていたのです。


相手を男性だと思えば男性に見える。


相手を女性だと思えば女性に見える。


相手は何も変わっていないのに・・・




この絵のように、私達はついつい相手に対して名札を付けたがります。


この絵であれば「男性」か「女性」といった名札を相手に付けようとしてしまいます。


しかし、そんな肩書や地位などの名札を剥がして本来の自分の姿を実感するのが坐禅です。


この絵を見て「やっぱり私には男性にしか見えない!」「私には女性にしか見えない!」と思った方は是非オンライン坐禅会に御参加いただき、普段の生活でついつい相手に対して貼ってしまいそうになる名札や、貼ってしまった名札を剥がしてみるのも良いかもしれません!

「 ジブリ × 禅 」 特別な対談を目撃しませんか!?

毎日オンラインを開催している臨済宗青年僧の会が、特別講座を開催します。


とても魅力的な講座です。

600オンライン坐禅会 ロゴ作成等2




令和2年11月19日15時

スタジオジブリ鈴木敏夫氏と龍雲寺住職細川晋輔師が

「ジブリと禅の生き方問答」

をテーマに対談をされます。



※特別講座ホームページはこちらです。





当初はオンライン坐禅会と同様にzoomだけで開催をする予定でした。


定員も坐禅会と同様に100人としました。



しかし、申し込み開始と同時にあっという間(Facebookなどで開催告知をしてから20時間)に定員がいっぱいになってしまい、申し込みができなかった方から「なんとか拝聴したい」との声もいただきました。


そこで、講師のお二人の許可もいただき、同時刻に臨済宗青年僧の会のYouTubeチャンネルにて配信をすることが決定しました。
※ただし終了と同時に視聴することができなくなりますのでご注意ください。





臨済宗青年僧の会のYouTubeチャンネルはこちらです
※視聴を考えている方は、チャンネル登録をしておくと便利です。


他では、まず聞くことができない対談ですので、興味のある方は予定に入れておいてください!






この二人の対談に興味のある方、視聴しようと考えている方におすすめの本が





禅とジブリ

「禅とジブリ」です。


鈴木氏が今回の特別講演で対談する細川師を中心に3人の禅僧との対談をまとめたものです。


本だけ読んでも面白い。


本を読んで特別講演に参加するともっと面白い。


そんな気がします!
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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