世界遺産の苔と普通の苔


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苔が流行っているとの噂を聞いたことがありますが、いまいち実感することがない毎日を送っています・・・





先日、西芳寺【さいほうじ】様の前を通過したときに感じたことです。




西芳寺よりも苔寺【こけでら】の名前の方が有名かもしれません。




世界遺産にも登録されている西芳寺(苔寺)様の前を通過しようとしたとき、ハガキを手に持った集団が、お土産屋さんの女性に



「早くしないと時間に遅れるよ!」



と声をかけてもらって走っていく姿を見かけました。




西芳寺様は拝観するのに予約が必要なお寺であり、予約をしたことを示すハガキを持って参拝者が走って行くところでした。




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川の向こうが世界遺産の苔寺です。




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つまり川の向こうの「苔」は世界遺産。




川のこっち側は普通の苔。




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世界遺産の苔は予約をしないと見れませんが、こっちの苔は好きな時に好きなだけ見ることができます。




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走らず、ゆったりとした気持ちで歩いていればこちらの苔も、世界遺産の苔も見ることができたのに・・・




などと余計なことを考えてしまいました・・・





白隠禅師坐禅和讃というお経の中に




直に自性を証すれば 【じきに じしょうを しょうすれば】

自性即ち無性にて 【じしょう すなわち むしょうにて】

已に戯論を離れたり 【すでに けれんを はなれたり】





との一節があり、





本来の自分を感じとることができれば、

様々な区別などないことに気がつき、

すでに愛着や煩悩から離れているのです






と訳すことができる一節です。




「世界遺産の苔と、普通の苔」などと区別している私の未熟さを、しっかりと指導してくださっている言葉です。

受け継ぐもの


500受け継がれていくもの


母親が子供の頃に着ていた着物を長女が着て、七五三のお参りをした。



数年後に次女も、その着物を着て七五三のお参りをした。



手を合わせる姿を見ると、受け継いだものは着物だけでないことが良く分かります。



手を合わせて、多くのことに感謝し頭を下げる。



その姿そのものが、御先祖様から良い習慣を受け継いでいる姿に見えます。




先日、コンピュータの音声入力(マイクに向かって話した内容をコンピュータが認識して文字に変換する)を使ったところ



「禅宗の寺」 が 「練習の寺」



と変換されました。



誤変換ではあるのですが、間違っていない気がします。




禅宗のお寺は、修行の実践の場である




と言われていますので、「禅宗の寺」は人生をよりよく生きるための「練習の寺」だと言えるのだと思います。




そして、この練習メニューこそが御先祖様から受け継いだ良い習慣なのです。




七五三でのお参りの姿や、コンピュータの「練習の寺」という誤変換を見ながら




これからもお寺が親から子へと良い習慣が受け継がれていく場であり続けなくていけないと強く感じます・・・

外見に惑わされてはいけない

私は追分ようかんが大好きです。




追分ようかんとは清水の名物であり、竹の皮に包まれたようかんです。




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さて、七五三と言えば「千歳飴」が定番ですが、



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娘の七五三に追分ようかんを持たせてしまうほど好きなのです。




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先日、追分ようかんをいただきました。




大好きな追分ようかんをいただいて、大喜びの私ですが違和感を感じました。




本来、追分ようかんは赤色が印象的な袋に入っています。




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しかし、今回いただいた追分ようかんは紫の袋に入っていました。





新しい味なのか!?

より濃厚になったのか!?

特別なようかんなのか!??





期待していただきました。




何だか いつもよりあっさりとした味のように感じていました。




しかしその後、衝撃的なことを知ることになります。




なんと、中身は同じだったのです。




紅白の袋に入っていると「おめでたい」場所へはお土産として持っていきやすいが、法事などへは持っていきづらい。


そこで、できたのが紫の紙袋です。この紫の袋は仏事用ではあるのですが、中身は同じなのです。





そんな、中身の同じ追分ようかんを

「お、なんだかいつもと違ってあっさりとしている」

などと、外見に惑わされて、本来はないはずの違いを感じてしまった私はまだまだ未熟だとよくわかりました・・・

ありがとうと伝えること



心の中で「ありがとう」と感じることは大切なことです。

心の中の「ありがとう」を外に出すことも大切なことです。



と「豆乳」に教えていただきました。




500豆乳のお礼



先日、豆乳を飲む機会がありました。




飲み終わったので容器を畳もうとしたその時、




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「たたんでくれてありがとう」




と声をかけられたのです。




まさかお礼を言われると思っていなかったので、うれしくなって




「こちらこそ、ありがとうございました。」




と誰もいない部屋で声を出してしまうほどうれしかったです。





心の中の「ありがとう」を外に出すことも大切です。

達磨【だるま】様をお参りして坐禅をする ・・・贅沢な生活


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ダルマさんと




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達磨様【だるまさま】と





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達磨大師【だるまだいし】と





様々な呼び方で親しまれています。






今月は10月です。



10月になると、禅宗のお寺では、ある法要が行われます。



達磨様の法要です。



10月5日に亡くなられたと言われており、この日に法要を行います。






今日は5日ではないのですが、東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児が坐禅体験にやってきてくれたので、坐禅の前にお経を読んで、達磨様にお参りをしました。




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そして、坐禅が始まる前に





「達磨様は、9年間も一生懸命坐禅をして、みんなに一生懸命坐禅はすごいものだよって教えてくれた和尚さんなんだよ。だから、みんなも達磨様みたいに一生懸命坐禅をしてみましょう!」





と声をかけると。多くの園児は





「はーい」




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と答えて一生懸命坐禅に取り組んでくれました。





「ダルマさん」を知らない人や、「ダルマ」とは何かのキャラクターと認識している若い世代が増えてきていますが、インドから中国に禅の教えを伝えてくださった達磨様がキャラクターや想像上の人物ではなく、私達と同じ人間であることを子供達が覚えていてくれればうれしいです!





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ちなみに、東光寺の玄関にはこんな達磨様も皆様のお越しを待っています!!
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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