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保育園児の坐禅体験 【年長・年中組】 第9回

保育園の園児との会話です。





「今日は坐禅に来てくれたけど、来週もお寺にお参りに来てくれるよね。」


園児(数人)
「うん!」



「何のお参りか覚えてる?」


園児(1人)
「東の空に~♪♪(歌い出す)」


園児(全員)
「お星さま~♪(全員が歌い出す)
 ♪♪ キラキラきれいに光るとき
 ♪♪ みんなを良い子にするために(声が大きくなる)
 ♪♪ お悟り開いたお釈迦様(おしゃかさま)
 ♪♪ 今日はめでたい成道会
 ♪♪ みんなで楽しく祝いましょう~」

園児
「成道会だ!!」



「まじか!?」

即席ミュージカルを見せてもらいました!



12月に坐禅体験にやってきた保育園の園児達との会話です。


質問に対して歌で返される体験は初めてだったので驚きましたし、正解が出たのでまたまたビックリです。






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東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達は毎月お寺に坐禅をするためにやってきます。




年長・年中組、共に今年度に入って9回目の坐禅体験です。


と言っても、年長組はすでに1年間坐禅体験に通ったベテランさん達です。合計すると21回目の坐禅体験です。




年長組はすでに小学生と同じ15分の坐禅を2回、静かに坐ることができるようになっていますし、年中組も10分以上坐ってもほとんど動くことなく最後まで集中して坐ることができています。


1ヶ月に1回の坐禅体験ですが、私にとっては日々成長していく彼らの姿に感動しながら一緒に坐ることができるありがたい時間です。





せっかく坐禅に来てくれているので、お寺のことや仏教のことを毎月話しています。


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今月は成道会【じょうどうえ】を紹介したのですが、園児達はすでに成道会で歌う歌の練習をしていたので質問に対して歌で返事をしてくれたのです。

音や音楽、歌の持つ力を改めて感じながら、


「成道会でお参りするとき、お釈迦様が君たちに“君たちは み~んないい子だよ! 隣にいる子も 前位にいる子、後ろにいる子も、遠くにいる子も、好きな子も、嫌いな子も、み~んないい子だよ!”って話しかけてくれているんだよ!!だから“ありがとうございます、いい子でいます”という気持ちで手を合わせてお参りをしてね。」






と話しました。全員が「はーい」と大きな声で返事をしてくれたので、約1週間後の成道会まで何人かは覚えていてくれるとうれしいです。







年長・年中組 9回目の坐禅体験では


成道会という法要がある


ということを学んでいってくれればうれしいです。

絵葉書法話 45 【黙】

1024写経会 絵葉書 45 黙

教えは伝わる

   
幼い子供達は、自分の思いを言葉にして表現することが得意ではありません。
しかし、彼らが黙って坐禅をしているとことに大人がやってくると、ハッと息をのみます。
黙って坐ることで大人達に大切なことを伝えてくれているこの姿こそが、最も雄弁な説法だと感じます






黙って坐禅に取り組む人を目にしたとき、多くの人はその姿に心ひかれます。



東光寺(静岡市清水区横砂)では、小・中学生を中心とした子供坐禅会や、保育園児の坐禅体験など、子供達が坐禅を体験しにやってくることがあります。





本堂での坐禅会や坐禅体験となりますが、保育園児や小学生が一生懸命坐禅をしているときにお参りに来られる方もいらっしゃいます。



たまたまお参りに来た方は子供達が一生懸命坐禅に取り組む姿を見て、思わず息をのみます。







仏教では黙【もく】と言う言葉を大切にします。



 悟りの世界は言葉では表現できないとされ、「黙」は単なる無言を意味するのではありません。


「一黙 雷の如き 黙」とも表現されることがあるように、「黙」には奥深いものがあるとされています。


「沈黙こそが最も雄弁な説法である」 とも言われます。






幼い子供達は、自分の思いを言葉にして表現することがまだまだ得意ではありません。


しかし、黙って坐ることで大人達に大切なことを伝えてくれることがあるのです。この姿こそが黙【もく】であり、最も雄弁な説法だと感じます







1024写経会 絵葉書 45 黙 表

 黙【もく】  

   
  悟りの世界は言葉では表現できない。「黙」は単なる無言を意味するのではない。 「一黙 雷の如き 黙」とも表現される




絵葉書法話 46 【無分別】

1024写経会 絵葉書 46 無分別


誰にでも 比較できない  美しさがある

   
無分別は一般的には軽率なことを意味しますが仏教では区別しない、こだわらないことを意味しています。

私達は普段「比較」をしがちですが、相手のことを知ろうとしたとき、誰かと比較するのではなく、相手そのものを見る"無分別"が大切です。







仏教で使う無分別【むふんべつ】は決して悪い言葉ではありません。むしろ、とっても良い言葉なのです。



 一般的には軽率なことを意味しますが、仏教では物事を区別して考えないこと。つまり妄想を離れていることやこだわることが無い心を持つことなどを意味しています。




私達は普段の生活の中で「比較」をすることで物事を判断する傾向が強くあります。



去年はこれだけの種をまいたら、これだけ収穫でした。だったら今年はこれだけまこう。

これだけ練習をしたら、これだけの結果が出た。だから次の大会に向けてこれだけがんばろう。




比較をすることは大変便利なことですし、実生活を送る上では必要なことです。



しかし、相手を知るときに比較が必要なのでしょうか??



誰かと比較することで相手を見るのではなく、相手そのものを見ることが大切なのは、誰もが経験上理解をしていることなのではないでしょうか。



しかし、ついつい忘れてしまう・・・



1本の花を見れば「美しい」と感じるのに、2本の花を見たら「こっちの方がきれい」と比較を始めてしまいます。



だからこそ




誰にでも  比較できない  美しさがある




という無分別の心を思い出し、心を調えることで
ピンクのガーベラも美しいしオレンジのガーベラも美しい。どんな色のガーベラも美しいと感じ生活をしていくことができるのです。



1024写経会 絵葉書 46 無分別 表

 無分別【むふんべつ】
  


   
 一般的には軽率なことを意味するが、仏教では物事を区別して考えないこと、転じて妄想を離れていることを意味する。

絵葉書法話 47 【苦しいときに 道は開ける】

1024写経会 絵葉書 47 苦を除く


苦しいときに 道は開ける

   
胎児は羊水に包まれた状態でへその緒から酸素を受け取っているが、誕生した瞬間 劇的な変化により肺呼吸を始める。この苦しみを味わうからこそ空気中の酸素をいただき広い世界を感じることができる。





絵葉書の写真は水族館で撮影したものであり、よく見ると空気の泡が下から上へと移動している様子が写っています。




この気泡はやがて見えなくなります。


見えなくはなりますが「消えてなくなる」わけではありません。


水面に達して外の空気と一体になったり、水の中に溶け込んだりします。






仏教では「苦しみ」を水面に浮かぶ泡に例えることがあります。


泡がやがて消えてなくなるように苦しみも やがては 消えてなくなると説くのです。


消えてなくなる泡は なんの役にもたたないのでしょうか?


もちろん、そんなことはありません。水中に溶けた酸素はエラを通じて魚を助け、外の空気と一体になった泡は多くの生命を生かしていきます。


何一つ無駄なことはないのです。





苦しみも同じではないでしょうか。


泡が水中や外の空気と一体になるのと同様に、苦しみもやがては自分自身と一体となり自分や周囲を活かす糧になるのです。







般若心経【はんにゃしんぎょう】というお経の後半部分に能除一切苦【のうじょいっさいく】という部分があります。



これは「全ての苦るしみから解放される」ことを意味しています。




この一語は般若波羅蜜多の智慧によって、全てのものが空であることを知れば、全ての苦るしみから解放されることを示してくださっています。


苦しみもやがては自分自身と一体となり自分や周囲を活かす糧になることこそが、全ての苦るしみから解放される姿なのかもしれません。





1024写経会 絵葉書 47 苦を除く 表

 真実不虚【しんじつふこ】  

   
 能除一切苦【のうじょいっさいく】
 般若波羅蜜多の智慧によって、全てのものが空であることを知れば、全ての苦るしみから解放される。

インターネット上での情報発信

私は情報発信の方法としてインターネットを活用したいと考えています。




現在、私が東光寺【静岡市清水区横砂】の副住職という立場を考えながら運用しているものをまとめて見ました。

どのサービスもインターネットを活用するといった点に変わりはありませんが、それぞれのサービスには特徴がありますので、私なりに活用する方針を決めています。

気になるものがあれば、お立ち寄りいただければ幸いです。







東光寺ホームページ
東光寺について説明をしているページです。
 東光寺の歴史、境内の様子、宗派、行き方、仏教豆知識、各行事の説明、葬儀、年忌法要、水子供養、祈願参り、墓地、永代供養塔、仏前結婚式などについて紹介をしています。もっとも基本となるページです。

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ブログ【新米和尚の仏教とお寺紹介】
 このブログです。ある方に「ほどよく話の内容が散らばっているのが良いところ」とほめていただいたことがあるブログです。私なりに仏教のことや言葉、行事、そしてそれらを通して感じることを書いています。

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Facebook(フェイスブック)ページ【東光寺】
 行事の開催案内や、紹介そして募集などを行っています。

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Facebook(フェイスブック)ページ【横山友宏】
 お寺のFacebookページよりも少しだけ「ほどよく話の内容が散らばる」ように個人的な活動も紹介しながら運用をしています。
 友達申請やタグ付けを歓迎しています!

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Twitter(ツイッター)【新米和尚】
 ブログの内容を100文字程度にまとめるという課題を自分に課すために運用しています。
 最近は写経会で配布した絵葉書短い文章とともに紹介しています。

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Instagram(インスタ・インスタグラム)【yokoyama_tomohiro_tokozenji】
 写経会で配布した絵葉書を編集し直して、より身近な言葉で仏教の心を紹介しようと挑戦中です。

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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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