仏教とハロウィン

 ハロウィンはもともとはケルト人の秋の収穫祭や、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だったそうです・・・









 東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある保育園は




 「仏教教育」




を教育理念に掲げています。





 この保育園には観音様に見守られている「こどもの畑」があります。






 そんな畑で観音様に見守られて育った大きなカボチャが仮装して、保育園の玄関に飾られています・・・・





 500ハロウィン151017





 禅の言葉に





 張公喫酒 李公酔 【 ちょうこう さけを きっすれば りこう よう 】





 と言う言葉あります。





 張さんが酒を飲んだら、李さんが酔っぱらった




 という意味です・・・





 時間や場所、さらには自分だとか他人と言う分別を超越した世界を表す言葉です。






 保育園の玄関に飾られているカボチャのオバケは、きっと 「分別の世界を超えていけ!!」と私達に伝えてくれているのだと信じています!!







 張さんが  酒を飲んだら  李さんが  酔っぱらった




 観音様のカボチャが 帽子をかぶったら ハロウィンの 飾りになった

中秋の名月

 以前から夜空の写真を撮ってみたいという気持ちはありました。




 そして、ニュースなどが 「月が大きく見える!!」 と教えてくれている。




 これは良い機会だと思い、さっそく挑戦!!




500中秋の名月150928



 思ったより綺麗に撮れました!!









 月の写真を撮りながら、「禅語カルタ」にも使用されている




銀碗盛雪 明月蔵鷺 


 【 銀碗に雪を盛り 明月に鷺(ろ)を蔵(かく)す 】





 という言葉を思い出しました。



 輝く銀色の器に雪を盛れば、互いが白く輝き一体となる

 月明かりに白鷺(白い鳥)が照らされれば、互いが白く輝き一体となる



 と、2つのものでありながら、1つに融合している様子を表す言葉です。 また、1つになっているのですが、それぞれが「あるべき姿」で輝いている様子も現しています。






 この言葉は美しい自然の姿を目の前にしたとき、



 ・月と白鷺が一体となった美しさ

 ・月と白鷺、それぞれの美しさ



 この2つの美しさを同時に感じとることの大切さを教えてくれています。






 坐禅会や写経会の際に 



 ・会場全体が調う

 ・1人1人も調う



 と、なるのが理想だと思います。これは、



【 銀碗に雪を盛り 明月に鷺(ろ)を蔵(かく)す 】 という言葉が




 ・1人1人が調った美しい姿だからこそ、全体も調い美しい!! 

 ・そして、1人1人は別々の人間であり、それぞれが「仏様の心」を持っている。

 → だからこそ、全体の中でも1人1人が輝くことができる。





ということを表現していると感じています!

写経会のときに どんな話しをしているの? その10  【冷暖自知】

 東光寺(静岡市清水区横砂)で行われている写経会で、副住職(新米和尚)の法話と配布させていただいている絵葉書を紹介させていただきます。


※なぜ、絵葉書と法話(仏教のお話)が登場するのかはこちらをご覧ください。

※写経会の御案内はこちらをご覧ください。



 今回は第10回目です。 



 【 冷暖自知 :れいだんじち 】

500冷暖自知 絵葉書 写経会



  当時、6歳の娘が 「雪を見たい、雪で遊びたい!」 と言うので、雪遊びができる車で1時間ほどの場所にある施設に行くことになりました。


 ※普段生活をしている場所では雪は降りません。そのため保育園では「雪見遠足」という雪を見に行く遠足があるほどです・・・




 
 4歳の妹は見たこともない 「雪」 というものに恐怖を覚え、 



 「雪が怖いから行きたくない!」



と言い始めました。 せっかくなら楽しんで出かけたいと思い、雪の楽しさなどを一生懸命説明しました。





 しかし、4歳の娘には言葉では雪の楽しさが伝わりませんでした。






 ところが・・・・





 実際に雪に触れ、そりで坂を滑ってみると大はしゃぎです!!





 何度も何度も そりで滑っていました!





 禅語に





 冷暖自知 【れいだんじち】




 という言葉があり、




水の冷暖は水を呑んで初めて自ら知ることができる。悟りは他からの説明によるものではなく、自得すべきものである。





 という意味があります。知識での理解を超えた実体験の重要性を説いた言葉です。






 写経はいいもんだ!

 坐禅もいいもんだ!!

 お参りは素晴らしい!!!




 知識としては分かっていても 、 やってみないと感じとることができないことはたくさんあります。






 「禅」 は 体験の宗教だ!





 という言葉もあります。





 坐禅・写経・読経・・・  様々な体験を行う場所がお寺であり、門は開かれています!!




 ぜひ、自ら一歩を踏み出し貴重な実体験をしていただければと願っています。

天上天下 唯我独尊 【てんじょうてんげ ゆいがどくそん】

花まつり150508

 4月8日は花祭り(降誕会:ごうたんえ)です。お釈迦様の誕生日です。



東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園では毎年1か月遅れで花祭りの法要を行っています。





 入園や進級をしたばかりの4月8日では落ち着いてお参りをすることが難しいためです。





 今年も5月8日に「花祭り」を行いました。






 園児たちは4月よりも落ち着いた雰囲気の中、お参りをすることができました。







 お釈迦様は誕生されたときに





天上天下 唯我独尊 【てんじょうてんげ ゆいがどくそん】






と言われたと伝えられています。







「天上天下」は、広い世界






「唯我」とは絶対の独り







「独尊」は比類のない尊さ






を表します。 ですから 天上天下 唯我独尊 という言葉は







この広い世界に存在する全てのものは、みな比類のない尊い存在である







と言うことができます。







 「誰かが偉くて、誰かが偉くない」という分類をするのではなく、周囲の全て人達が尊い存在であることを自覚(気が付く)ことの大切さを伝えてくれる言葉だと思います。







 花祭りの際に保育園の園児は1人1人お釈迦様に甘茶をかけてお参りをします。







 
 小さい子供が静かに手を合わせる姿は美しいものです。








 この姿も 






天上天下 唯我独尊 






・・・比類のない尊い存在だなぁと感じました!!

「一期一会」と風車


 禅の有名な言葉に




 一期一会 【いちごいちえ】




 と言う言葉があります。 




 「たった一度きりの出会いを大切にする」といった意味があります。






 では、「出会い」はどこにあるのか!??





 「出会い」について 風車の職人さんに教えていただきました。




 400風車150418




 風車は「風」との出会いがとても大切です。 先日、




 風が吹く(福)と福が回るかざぐるま




を合言葉に、風車を作り販売している男性に





 「この風車は ため息でも良く回ります。 ため息をつくと幸せがひとつ逃げていくと言われています。そこで、どうせため息をつくのなら風車の羽根を吹くと福が回る…。ため息をも福にかえるかざぐるまです。」





と言われ、風車を衝動買いしました。 購入後には






「風が無いときには 風車を持って歩いてくれても良く回りますよ」






とも教えていただきました。






 歩いて出来た風も福に変え、

 ため息も福に変える。

 そして吹いてくる風も福に変える。





 確かに、、この風車は良く回ります!!




 良く回る風車を見ていると、風車は風(空気の動き)との出会いを福に変えることができるようです・・・






 一見 自分にとって関係のないと感じる出会いでも、 一期一会の気持ちを忘れずに、その出会いを貴重なものと感じ、自分の力としていくことの大切さを風車に教えていただきました・・・
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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