写経会のときに どんな話しをしているの? その13
東光寺(静岡市清水区横砂)で行われている写経会で、副住職(新米和尚)の法話と配布させていただいている絵葉書を紹介させていただきます。
※なぜ、絵葉書と法話(仏教のお話)が登場するのかはこちらをご覧ください。
※写経会の御案内はこちらをご覧ください。
今回は第13回目です。
【 縁起 : えんぎ 】

普段から良く「縁起:えんぎ」という言葉を使います。
実はこの「縁起」という言葉は仏教の言葉です!!
・全てのことに原因があり結果がある
・全てのものが繋がっていて、独立したものは何もない
という意味があり
・全ての存在や現象は 原因や縁によって生じる
という仏教の根本的な考え方を「縁起」と言います。
「原因」があるから「結果」 あると言うことは 素直に受け止めれば
・原因を変化させるように努力すれば結果は良くなる
と考えることができる大変前向きな言葉でありますが、突き詰めて考えていきますと
自分が怒れば 相手も怒る
自分が笑えば 相手も笑う
相手の顔を 決めるのは いつも自分の顔つき
と、「目の前の結果の原因は自分自身にある」 ということも私達に教えてくれる言葉であります。
私には「縁起」を感じる観音様がいらっしゃいます。
それが絵葉書に映っている東光寺の観音山墓地で発見された観音様です。
発見された二十年ほど前、、この観音様が発見された場所に観音様が存在することを知っている者は誰もいませんでしたし、誰がどのような理由でお祀りしたのかもまったく分からない、かなり古い観音様です。
記録などはありませんが、深い御縁があったからこそ東光寺の観音山にお祀りされていたはずです。
そして観音様は、長い年月 暖かいまなざしで私達のことを見守り続けてくださっていたのです。
この暖かな 姿や表情を拝見した時、自然と笑顔になることができます。
自然と笑顔になることができるのは、お参りをする自分自身の心が調っているので穏やかな顔になるものです。
資料も残っていない過去に、この観音様をお祀りした方の顔も穏やかであったはずです。
今を生きる誰かが観音様の前でホッとした笑顔になれることこそが 観音様を建立したり、守るという「原因」によって、お祀りした方だけでなく時代を超えて現在の人達までが笑顔になるという「結果」をもたらす「縁起」そのものなのだと感じます。
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今回は第13回目です。
【 縁起 : えんぎ 】

普段から良く「縁起:えんぎ」という言葉を使います。
実はこの「縁起」という言葉は仏教の言葉です!!
・全てのことに原因があり結果がある
・全てのものが繋がっていて、独立したものは何もない
という意味があり
・全ての存在や現象は 原因や縁によって生じる
という仏教の根本的な考え方を「縁起」と言います。
「原因」があるから「結果」 あると言うことは 素直に受け止めれば
・原因を変化させるように努力すれば結果は良くなる
と考えることができる大変前向きな言葉でありますが、突き詰めて考えていきますと
自分が怒れば 相手も怒る
自分が笑えば 相手も笑う
相手の顔を 決めるのは いつも自分の顔つき
と、「目の前の結果の原因は自分自身にある」 ということも私達に教えてくれる言葉であります。
私には「縁起」を感じる観音様がいらっしゃいます。
それが絵葉書に映っている東光寺の観音山墓地で発見された観音様です。
発見された二十年ほど前、、この観音様が発見された場所に観音様が存在することを知っている者は誰もいませんでしたし、誰がどのような理由でお祀りしたのかもまったく分からない、かなり古い観音様です。
記録などはありませんが、深い御縁があったからこそ東光寺の観音山にお祀りされていたはずです。
そして観音様は、長い年月 暖かいまなざしで私達のことを見守り続けてくださっていたのです。
この暖かな 姿や表情を拝見した時、自然と笑顔になることができます。
自然と笑顔になることができるのは、お参りをする自分自身の心が調っているので穏やかな顔になるものです。
資料も残っていない過去に、この観音様をお祀りした方の顔も穏やかであったはずです。
今を生きる誰かが観音様の前でホッとした笑顔になれることこそが 観音様を建立したり、守るという「原因」によって、お祀りした方だけでなく時代を超えて現在の人達までが笑顔になるという「結果」をもたらす「縁起」そのものなのだと感じます。
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