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仏前結婚式・お経

結婚式 合掌



 以前、仏前結婚式の話をしているときに友人から

「結婚式でもお経を読むの!?」

 と真顔で聞かれたことがありました。

「もちろん読むよ。」 

と、こちらも真顔で答えると友人は驚いた顔をしていました。彼にとってのお経は、誰かが亡くなったときなど悲しい時にだけ読むものと考えていたようです。普段からお経を読む習慣がなければ、このように考えてしまうのも無理はありません。

 お経は葬儀や法事などで必ず読みます。しかし、結婚式や安産祈願、子供の誕生と成長を願う法要などの おめでたい席でも読まれるのです。


 では、お経とは何か?



 私は、子供坐禅会のときには小学生に


 お経っていうのは、お釈迦様やお釈迦様のお弟子様の大切な言葉で、お経の本はどのように生きていけば良いのかが書いてある人生の教科書だよ。

 君たちは勉強をするために学校に行って授業を受けます。そして、授業中に教科書を読みます。

 大人になっても人生の勉強をします。それが、修行の場です。お経の本は人生をより良く生きる方法が書いてある教科書だから、授業中に教科書を読むのと同じように、修行の場では必ずお経を読みます。

 ・葬儀や法事は僧侶にとってだけでなく参列者にとっても修行の場です。ですからお経を読みます。
 ・坐禅も修行の場です。ですからお経を読みます。
 ・食事も修行の場です。ですからお経を読みます。


 と話してからお経を読んでいます。


 仏前結婚式も修行の場ですからお経を読みます。

  東光寺(静岡市清水区横砂)での仏前結婚式では、天童天女による献花で式が始まるとすぐに般若心経をお唱えし、回向をします。

 回向と言うのは、仏教の全ての法要で必ず行われるもので、自分自身の積み重ねた善い行い(功徳:くどく)を、たくさんの人ににふりむけて与えることをいい、そのような内容が書かれた経文を読みます。仏前結婚式での回向は

 御本尊様の為、そして新郎新婦の両家の家門興隆、子孫繁栄等を願い般若心経を参列者全員でお唱えしました。

 と、言った内容が書かれています。

 仏前結婚式の特徴であり良さは、御本尊と御先祖様に御参りし、自分と妻や夫となる結婚相手を育ててくれた両家の繁栄を祈ることから結婚式が始まることだと思います。お経を読み回向をすることで、自分や結婚相手を育ててくれた両家への感謝の気持ちを確認し謙虚な気持ちで式にのぞむことができます。



 結婚生活を送っていると、結婚式で学んだ謙虚さが大切だと痛感する毎日です・・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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