日本人 と ストレス

 京都大学大学院 教授の カールベッカー氏の話を聞き印象に残っている言葉があります。





 「ストレス解消には和食が良い」




 という言葉です。さらにベッカー氏はヨガの写真を見せながら続けます、





 「ストレス解消にはヨガも効果的である。つまり瞑想です、坐禅です!」






 この言葉は、ある程度予想できる言葉だったので衝撃度はあまり強くありませんでした。





 しかし、「和食と坐禅がストレス解消に効果的」という言葉に続いて出てきた言葉に衝撃を受けました。






 「数十年前まで、ほぼ100%の日本人は 和食を食べ、毎日瞑想をしていた!」





 100%?? 数十年前までみんな坐禅をしていたのか???





 と考えているとベッカー氏は続けます






 「約7%が坐禅、残りは ナンマンダブ~ 」





500祈り151031

 



 朝起きて 御先祖様にお参りをして、ご飯とみそ汁をいただく






 これが、日本人が長きに渡って実践してきた習慣でした。






 この習慣こそが世界一の長寿国となった要因であることは間違いありません。





 そして、この習慣こそが 日本人のストレス値を下げ、他者を思いやる心を育んでいたことは間違いありません。






 海外の良い習慣や文化を受け入れることは大切なことです。





 しかし、日本人が持っていた良い習慣を捨ててまで海外の文化を受け入れる必要は感じません。





 「数十年前までは100%」




 というカールベッカー氏の言葉に対して





 「では、今は何%なのだろうか?」




 と疑問に感じ、少し怖くなりました・・・・






 白隠禅師坐禅和讃というお経の中に






 衆生【しゅじょう】近きを知らずして  遠く求むるはかなさよ






という言葉があります。これは、




自分自身が「仏」であることを 知らずに  あちらこちらに 探しまわるのはむなしいことです





という意味です。 





「遠く求むるはかなさよ」 と言う言葉が、


すぐ近くにとても良い習慣がある。 でも、その習慣を大切にせず 海外の文化だけを受け入れてしまう


そんな現代の危険性を教えてくれていると感じます。





 「ストレス社会」と叫ばれる今だからこそ、御先祖様が残してくださったストレスに対応することができる大切な生活習慣を守っていくことの重要性が問われている気がします・・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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