池から湯気が出ている!!


 東光寺(静岡市清水区横砂)がある、静岡市は比較的温暖な気候で冬でも過ごしやすい場所です。




 静岡で育ち、県外へ進学や就職をした人達が自分の暮らす場所に雪が降っているのを見てはしゃぎ過ぎて周囲から珍しがられることはよくあります。



 私自身も神奈川県の大学へ進学し、始めて雪が降ってきたのときに興奮してコンビニまで(懐かしい品物ですが・・・)使い捨てカメラを買いに行き、友人に


 「おまえ、珍しいやつだなぁ」



 と言われたことをよく覚えています・・・・








 
 以前、旅行へ行ったときに当時6歳の娘と池の前を通りがかりました。






 500湯気の出る池

 ↑↑↑ 実際の現場 ↑↑↑





 すると、娘は





 「池から湯気が出ているね、きっとこの池は温かいんだね!」





と私に声をかけました。 しかし、私は





「ここは とっても寒いでしょ。 だから池の水とこの辺の空気の温度の違んだよ。 温度の差が大きいと湯気みたいに見えるよ。だから水が温かいわけではないよ」





と伝えてしまいました。 





娘は 「ふ~ん」 と返事をしながら 池の水を触って遊ぼうとしていました。






 娘は池の水を触ると





 「うわ~」




 と驚きの声をあげました。 そして、なんと




 「 池の水 あったかいよ~!! 」




 と言うではありませんか!! 池の水が温かいと思っていない私は、慌てて池に手を入れてみました。


 驚きました。


 熱いわけではありませんが、「水」でもありませんでした。


 ぬるいお風呂に少量の水を入れたくらいの温度はありました!!










 禅の言葉に



 とらわれのない、自由な境地を表す




 行雲流水 【 こううん りゅうすい 】





 という言葉があります。





 雲が自由に行き来をし、水が形を自由に変えながら流れている姿 が語源です。






 湯気は「温度差」によって生じる




という知識にとらわれてしまった私だけでは 目の前の池の水が温かい という事実を知ることができませんでした。






 人間が社会のなかで生きていくためには「知識」は必要です。





 しかし、その「知識」にとらわれてしまっては、大切なことを見失ってしまう・・・・





 そんなことを 暖かい池 と 幼い娘 に教えていただきました。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる