子供の涙 と 仏様の心

 ある日、葬儀会場へ行くと小学4~5年生くらいの男の子がいました。




 もうすぐ男の子の祖母の葬儀だと言うのに、彼は緊張感もなくダラダラしています。




 また、休憩場所でお茶と御饅頭が出れば、だらしなく御饅頭のあんこを掘って遊びながら食べていたため叱られるほどでした。





 
 葬儀が始まっても大きなあくびをしたり、



 「つまんな~い」と声を出していたため、



 私はかなりイライラしながら気になっていました・・・





 しかし、葬儀が終わり出棺の前の花入れの時間になり、棺の前に立った彼は突然大粒の涙を流し始めたのです。


500子供の涙



 声をあげて泣くのではなく、先ほどまでの態度からは想像できないほど真っ直ぐに亡くなったおばあちゃんと対面し涙を流していました。 





 彼の涙を見たときに、仏教の言葉に




 「衆生本来仏なり」




 というものがあることを思い出しました。これは、




  誰しもが生まれながらに仏様と同じ素晴らしい心【仏様の心】を持っている




 と言うことを表しています。





 彼の涙は「頭」ではなく、「心」で悲しみやありがたさを感じたものであり、




 この涙こそが 「仏様の心」 そのものだったのだと私は感じました。





 そして、そのことに気が付いたときに自分の怒りやイライラがスッと消えていくのを感じました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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