仏前結婚式・和合の茶礼(されい)

仏前結婚式だけでなく、禅宗では何かあると「茶礼(されい)!!」と声がかかります。法要の準備の為に和尚さんが複数集まると、仕事をする前からお茶を飲みます。知らない方が見ると
「え、仕事もしないでいきなりお茶なの!?」
と、驚くかもしれません。しかし、このお茶には「ちょっと休憩してお茶でもいかが!?」などどいう軽いものではありません。
禅宗の習慣で、様々な行事のけじめとして、和合をはかる意味で、一堂に会して、一つの釜で沸かしたお茶を頂きます。
「この出会いは二度とない一期一会の出会いであり、この出会いを大切にします。」
と言う意味があります。ですから、茶礼をとても大切にします。どんなに忙しくても全員が集まり茶礼をしてから、動き出します。
仏前結婚式でも、式の始まる前に参列者全員が「和合の茶礼」と言って茶礼をします。両家の親族や関係者が集まる機会は多くはありません。
その貴重な時間を大切にし、御両家の益々の和合を祈念するために茶礼を行います。
仏前結婚式などおめでたい席では「さくら茶」を使用することが多く、東光寺でも仏前結婚式のときに使用します。さくらのピンク色が鮮やかで、おめでたい気分を盛り上げてくれます。
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