寺子屋体験  【 体験紹介 : ご飯の食べ方 】

東光寺(静岡市清水区横砂)で開催された 禅寺・寺子屋体験 ではどんなことが体験できるのか紹介させていただきます。


寺子屋体験の全体の流れはこちらをご覧ください
     ↓↓↓
  平成27年 第1期 1日目
  平成27年 第1期 2日目
  平成27年 第1期 3日目

  平成27年 第2期 1日目
  平成27年 第2期 2日目





 【 ご飯の食べ方 】


500寺子屋紹介 食事151005



 寺子屋体験は、朝から夕方まで1日をかけて様々なことを体験します。

 
 その1つが 食事 です。


 生活のすべてを修行とみなす禅宗では、「食事」をとても大切にします。


 参加している子供達にとって、食事は楽しい時間のはずが・・・・・


 かなり印象深い時間になっているようです。








 【 目的 】


 禅宗の食事作法を体験し、食事は「静かに・無駄なく・全て食べる」 ことを体験する

 食事は「感謝と命をいただくこと」であることを実感する





 【 方法 】


 1.食事について説明
 2.配膳
 3.読経(食事のお経)
 4.食事
 5.洗鉢(せんぱつ:食器をお湯と漬物で洗う)
 6.片づけ






 食事を大切にすると言っても豪華な食事をするわけではありません。



 修行僧の食事はとても質素です。



 例えば朝食はお粥とたくあん、昼食・夕食は麦飯と味噌汁とおかず、というのが基本的な献立です。



 寺子屋体験での献立も



 ご飯とみそ汁、そして漬物(たくあん)



 を用意します。




 食事を始める前に 30分~45分程度、食事作法や食べ方について説明をします。




 大切なのは



 「いただきます」の挨拶と、静かに・無駄なく・全て食べる



 ことだと重点的に説明し食事をします。




 食事中は静かに食べることよう指導します。





 【 結果 】


 全員が静かに食事と向き合い、食べていきます

 → 出された食事を静かに食べることで、食事に集中することができます。

 → 食事に集中することによって「命をいただいている」ことを実感しているようです。





 「無駄なく・全て食べる」 為に、食事の最後に お湯と漬物 を使って食器を洗い、お湯と漬物も食べます。

→ この行為によって 食器に付いている食事にも「命」をも、無駄にすることなく全ていただくことができます。



※ 30人前後で食事をすると 最後の「お湯」(ご飯やみそ汁が溶け込んだお湯)を 「気持ち悪い~」と言って飲めない参加者が1人くらい出ます。


 寺子屋体験では無理やり飲ませることまではしません。 






 【 考察 】
 

現在の便利になった社会の中で

 食事 = 命をいただく

 と言うことを実感することは大変難しいことだと思います。しかし、食事に集中する環境が調うと「命をいただいている」ということを実感できる参加者が増えてきます。



 寺子屋体験終了後に参加者と話をしていると、 


 「おいしかった~!!」 や 

 「苦手な食べ物が出たけど、なんだか美味しく感じた」 

 「食器がきれいなるのがうれしかった」



 などと、食事の感想を多く話してくれます。  そして感想のほとんどが 寺子屋体験での食事を肯定的にとらえたものです。




 寺子屋体験での食事で感じたことを忘れないように、普段の食事の際に 「いただきます」 と挨拶をするたびに思い出していただきたいと切に願っています。




 


【 蛇足 : だそく 】


「気持ち悪い~」と訴えお湯を飲むことができない参加者の共通する特徴が



 ・普段は静かにしなくてはいけない場面でも騒いでしまうお調子者タイプ

 ・自分を強く見せたがる傾向にある

 ・言うことは立派だが行動が伴わない




 と言ったものです。不思議なほど一致するので興味深い一面だと思っています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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