写経会のときに どんな話しをしているの? その11


 東光寺(静岡市清水区横砂)で行われている写経会で、副住職(新米和尚)の法話と配布させていただいている絵葉書を紹介させていただきます。


※なぜ、絵葉書と法話(仏教のお話)が登場するのかはこちらをご覧ください。

※写経会の御案内はこちらをご覧ください。



 今回は第11回目です。 



  【 無事是貴人 : ぶじこれきにん 】

500無事是貴人





 写真は保育園児が本堂に坐禅体験に来たときの様子です。




 坐禅を初めて数分でグラグラ動いてしまったり ・ 隣が気になってキョロキョロしてしまう園児もいますので、その場その場で注意をするようにしています。




 しかし、それと同時に園児たちが坐禅をする姿を見て、 「きれいだなぁ」 と感じることもよくあります。



 

 なぜ、きれいだと感じるのでしょうか。 



 
 それは園児たちが何かに とらわれたり こだわったりする ことがないからなのだと思っています。




 カチッと坐禅開始の合図があれば静かに坐り、終わりの合図があれば静かに手を合わせて休憩に入ります。




 保育園の園児たちの「少しでも自分を良く見せよう」 といった こだわりの無さを見て 「きれいだなぁ」 と感じているのだと思います。





 禅の言葉に


 
 無事是貴人 【ぶじこれきにん】




 という言葉があります。




 

 無事 は 「一切の作為を離れた自然なあり方」 や 「こだわりのない生き方」 を意味し、




 貴人 は 「悟れる人」 や 「自分自身に備わっている 仏様の心 に気が付いた人」 を意味しますので、 無事是貴人 は




 こだわりのない生き方をすることで、生まれたときから備わっている美しい仏様の心が自由自在に動き出す




 と表現することができる言葉です。 




 まさに・・・




 
  大切なものは 自分の中にあるのです!!



 

 
 自分の中にある 大切なもの を実感する方法として、「坐禅」や「写経」、「日々のお参り」など多くの仏道修行が受け継がれてきました。




 しかし、 「私は坐禅しかやらないぞ!」 とか 「私は写経しかしないぞ!」 とこだわることなく、様々な行事・法要に参加していただきながら 自分の中にある、大切なものを実感していただければ幸いです!!
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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