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仏前結婚式・ブーケトス

仏華



 残念ながら仏前結婚式ではブーケトスはありません・・・写真のような華を投げるわけにはいきませんからね!


 しかし、ある意味ではブーケトスと同じようなことをします!! ブーケトスは幸福のバトンタッチの意味をもっていると言われています。これと同じ働きをするのが、少し強引かもしれませんが「回向(えこう)」です。


 回向(えこう)は結婚式だけではなく、仏教の全ての法要で必ず行われるもので、自分自身の積み重ねた善い行い(功徳:くどく)を、たくさんの人ににふりむけて与えることをいいます。
 これまた強引な説明ですが、法事の際にお経を全員で読んだ後、和尚さんが一人で読んでいるお経のようなものです。

 回向には様々な種類があり、法要や行事ごとに異なる回向をお唱えします。その中でも一番よく使われ、分かりやすく、それなりに広く知られているのが「普回向:ふえこう」です。




普回向は

願わくば、(ねがわくば)

この功徳をもって、(この くどく をもって)

普く一切におよぼし、(あまねく いっさいに およぼし)

我等と衆生と皆共に、(われらと しゅじょうと みなともに)

仏道を成ぜんことを。(ぶつどうを じょうぜんことを)


とお唱えします。


願うことは、

この読経や善い行いの功徳を、

広くいっさいの仏様に手向け、

私たち人間をはじめ生きとし生けるものすべて、

みんなが共に仏の道を成就しますように祈ります。



と、訳することができます。自分自身の良い行いが、他の人や生きているもの全てのためになることを祈るものです。


 つまり、結婚式でお唱えすれば

「自分たちの、このおめでたい功徳をが、私たち人間をはじめ生きとし生けるものすべてのためになり、皆が幸せになりますように」

と、願うことになります。

 強引ですが、仏前結婚式的ブーケトスのお話でした!
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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