警策【けいさく】を英語にするとマッサージになる!?

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 ※写真はイメージです





 東光寺(静岡市清水区横砂)の子供坐禅会や寺子屋体験には様々な方が参加してくれます。

  ※寺子屋体験:子供が1日お寺で過ごし、様々な体験をする会




 日本だけでなく、海外の方も参加してくれることがあります。




 私は英語が話せないので、迷うことなく普段通りの日本語で説明をしていきます・・・





 先日、普段は海外で生活をしている小学生の男の子が寺子屋体験に参加してくれました。



 
 彼は普段は母国語として英語を使い、日本人の母親とは日本語で話す小学校低学年の男の子でした。




 母親とは日本語で話しますが、それ以外は英語で話す彼にとってお寺で過ごす1日は言葉との戦いだったと思います。




 そんな彼が言った言葉で印象的な言葉があります。




 それは、私が



「それそろ坐禅を始めるよ!」




 と参加者に声をかけたときの返事です





「坐禅するの!? だったらマッサージして!!」





と言うのです。





「マッサージ!?今から坐禅を始めるからマッサージなんかしないよ!!」





と私が言うと、彼は






「さっきはしてくれたじゃん!」





と言うのです・・・






私が納得いかない顔をしていると 彼は手で自分の肩を叩きながら





「マッサージ、マッサージ」




と訴えてきます。私はその動作を見て





「あ~、警策【けいさく】のことか!」




と、彼が言いたいことを理解することができました。




警策【けいさく】とは坐禅をしている人を励ます棒のことです。





 彼にとって警策を受けることは「マッサージ」だったのです。





 しばらくしてから よく考えてみると 「マッサージ」という言葉はかなり的確な言葉だと感じます。





 警策を受けると言うことは心に乱れがあったことを表します。




 と いうことは 「警策を受ける」と 自分自身の「心」を「マッサージ」していることに間違いはありません。




 警策を「マッサージ」と言った小学生の彼が そこまで深く考えていたかは分かりませんが、




今後は警策を必要以上に怖がる子供には




「警策というものは心のマッサージになっているんだよ」




と伝えていくかもしれません・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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