子供に坐禅会で話したこと 第177番

東光寺(静岡市清水区横砂)の子供坐禅会では毎回お寺や仏教に関係する話しをしています。


 そして、話の内容にあった「仏教豆知識シール」を参加者に配布しています。



 自分自身の備忘録も兼ねて紹介させていただきたいと考えています・・・・


 ※以下の内容は子供向けに話したものです。




   題名 【秩序を守る】  第177番


500仏教豆知識シール 177


 仏教聖典には次のような話があります。



 ある日、ヘビが1匹でケンカをしました・・・


 1匹でケンカをしたんです・・・


 1匹でケンカができるの?

 

 このヘビは頭と尻尾がケンカをしたんです!


 だから1匹でケンカができたのです・・・


 どんなケンカだったのでしょうか!?



 なんと、尻尾が



 「いつも頭のお前が先頭に行くのはずるいじゃないか!たまには尻尾の俺が前に行く」



と言ったのです。



 もちろん頭はこれを拒否します




「なに言ってるの。頭が前じゃないとおかしいでしょ!!」




 しかし、いつも後ろから付いて行くだけの尻尾はどうしても前に出たくてしょうがありません。




 やがて頭が油断した時に尻尾がまえに出て動き出したのです!!




 ・・・ところがこのヘビは間違って火の中に入って死んでしまいました。



 この話は



 秩序を乱すものは 共に滅びる



 と言うことを伝えてくれる話です。



 秩序と言うと少し難しい言葉に感じるかもしれませんが、「正しい順番」と言うと少しわかりやすくなるかもしれません。




 順番を守りましょう! という話です。




 このような話をすると




「そんなこと分かっているよ!!」



 と思うかもしれません。



 でも、分かっていても実際にやってみることはが難しいことも知っていますね。



 例えば夏休みの宿題が終わっていないのに遊びに行ってしまう・・・

 家のお手伝いを頼まれていたのに、友達が遊びに来たらお手伝いを後回しにして出かけてしまう・・・

 朝、学校へ行く支度をしなくてはいけないのにテレビを見てしまう・・・



 普段から順番を守れていますか?



 頭とシッポがケンカをした話は 「順番を守りましょう!」という話ですが、もう少し深く考えると




 「正しい順番に気が付くことができる心を持ちましょう」



 ということになってきます。




 夏休みの宿題の例えで言うと 「宿題」と「遊び」を考えて、心が「遊び」の方が先と順番をつけたのです。





 でも落着いて考えれば「宿題」が先だと気が付くことができたはずです。




 そして、落ち着いて考える助けになってくれるのが、今日取り組んでくれた坐禅の「呼吸」です。



 ゆっくり息を吐く、体の中の空気が全部出ていったらゆっくり息を吸う



 この呼吸は脳にも体にも良い呼吸です。




 何か考えなくてはいけないときに、この呼吸をすることは大切なことです。



 でも、もっと大切なことは普段からこの呼吸のことを考えること。


 少しでも坐禅の呼吸のことを考えたときに、実際にやってみるという習慣が皆さんの「正しい順番に気が付く」ことの助けになってくれると思います!




 さぁ、ゆっくりと静かに息を吐いてみましょう・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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