すがすがしい光景

平成27年6月30日 午後3時30分頃の京都駅新幹線ホーム近くの写真です。
僧侶となり東光寺(静岡市清水区横砂)の副住職として生活をさせていただくようになって京都を訪れる機会が増えました。
京都駅で修学旅行の団体と出会うことは珍しいことではありません。
いろいろな学校を目の当たりにし、先生方の御苦労を感じることも多くあります・・・
この日に出会った中学校の生徒は今まで見た学生たちの中でも、とびきり素晴らしい態度であったと思います。
この日、午前11時30分頃に発生した前代未聞の新幹線火災により長時間の運休を余儀なくされ新幹線の運航はかなり乱れていました。
午後2時過ぎに新幹線の運転は再開されましたが、いつ来るか分からない団体専用新幹線を彼らは予定よりも長く待っていたはずです。
しかし、彼らは不満の顔を見せることなく静かに待っています。
そして、新幹線が来ると放送が流れると先生の
「出発するぞ!」
という短い指示に気持ちの良い声で
「はい!」
と答え進んでいきました。列は乱れることなく、他の乗客の迷惑にならないよう素早く新幹線に乗車していきました。
中学校の教員として修学旅行の引率をした経験を思い出しても、ここまで素早く乗車するには多くの訓練だけでなく日頃からのしっかりした生活が必要だということは容易に想像ができます。
混乱が続く中で落ち着いた行動を見せてくれた中学校がどこの学校かはわかりませんが、すがすがしい後ろ姿に感動させていただきました。
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