天上天下 唯我独尊 【てんじょうてんげ ゆいがどくそん】

4月8日は花祭り(降誕会:ごうたんえ)です。お釈迦様の誕生日です。
東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園では毎年1か月遅れで花祭りの法要を行っています。
入園や進級をしたばかりの4月8日では落ち着いてお参りをすることが難しいためです。
今年も5月8日に「花祭り」を行いました。
園児たちは4月よりも落ち着いた雰囲気の中、お参りをすることができました。
お釈迦様は誕生されたときに
天上天下 唯我独尊 【てんじょうてんげ ゆいがどくそん】
と言われたと伝えられています。
「天上天下」は、広い世界
「唯我」とは絶対の独り
「独尊」は比類のない尊さ
を表します。 ですから 天上天下 唯我独尊 という言葉は
この広い世界に存在する全てのものは、みな比類のない尊い存在である
と言うことができます。
「誰かが偉くて、誰かが偉くない」という分類をするのではなく、周囲の全て人達が尊い存在であることを自覚(気が付く)ことの大切さを伝えてくれる言葉だと思います。
花祭りの際に保育園の園児は1人1人お釈迦様に甘茶をかけてお参りをします。
小さい子供が静かに手を合わせる姿は美しいものです。
この姿も
天上天下 唯我独尊
・・・比類のない尊い存在だなぁと感じました!!
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