写経会のときに どんな話しをしているの? その3

 東光寺(静岡市清水区横砂)で行われている写経会で、副住職(新米和尚)の法話と配布させていただいている絵葉書を紹介させていただきます。

 今回は第3回目です。 


※なぜ、絵葉書と法話(仏教のお話)が登場するのかはこちらをご覧ください。



絵葉書その3(2)




波羅蜜多【はらみた】 

彼岸に到る、完成を意味する。





彼岸【ひがん】

目指す理想の境地。煩悩の激流である此岸【しがん】から修行によって渡り切った向こう岸。つまり輪廻を超えた涅槃の境地のこと。







~おはぎやぼた餅を食べると彼岸に渡れるのか・・・~



 小さい頃は「お彼岸」と聞くと 「 おはぎ や ぼた餅 を食べられる 」と喜んでいたことを思い出します。しかし、「彼岸」という言葉の意味や彼岸に到るために行う六波羅蜜【ろくはらみつ】の存在を知ったときには大変衝撃を受けました。




 布施(施し)
 持戒(戒を守る)
 忍辱(忍耐) 
 精進(努力)
 禅定(心の統一)
 智慧(真智)




 いくら善行だと言ってもこれだけのことを自分一人だけでがんばっていると思うと辛くなるものです。


 幼い頃に参加した「子供坐禅会」では大きなお兄さんお姉さん達と一緒に坐っているときには15分程度坐ることは苦になりませんでしたが、自宅に戻り試しに自分一人で坐禅をしたところ1~2分で飽きてやめてしまったことを覚えています。





 絵葉書の六波羅蜜の意訳部分に「みんなで」という一文が加えてあります。





 自分だけではなく、みんなもがんばっていると信じることができれば自分もがんばることができます。




 臨済宗妙心寺派の信心のことばに




 「衆生【しゅじょう:すべての生物】は本来仏なりと信じて、拝んでゆきましょう」




 とあります。



 この言葉は、お釈迦様や亡くなった御先祖様だけでなく今を生きる家族や自分の周囲にいる人達こそが仏様であること。

 そして、周囲の人達を仏様のように拝むことができる自分の中にも仏様がいると信じることが大切であると教えてくれています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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