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開けることができたタイムカプセルと仏壇の関係性!

 先日、私が通っていた地元の小学校で行われた25年前に作ったタイムカプセルの開封式典がありました。




 私が小学校5年生だった25年前、小学校は創立100周年を迎え、この記念事業として25年後に開封するタイムカプセルを作成していました。


 そして、今年がそのカプセルを開封する年だったので、当時小学校に通っていた人を中心に、タイムカプセルに物を入れた人達が集まったのです。


 
 残念ながら私は式典に参加することは出来ませんでしたが、無事に当時カプセルに入れたものを受け取り、25年前の自分に出会うことができました。

タイムカプセルから出てきた絵
↑↑↑ 当時の絵や作文などが出てきました ↑↑↑




 私はこのタイムカプセル開封式典であることに驚きました。



 それは、タイムカプセルを開けたことを知った他の学校出身の友人の反応が意外なものだったことです。




 その反応と言うのは



 「あ~、そう言えば 私も子供の頃タイムカプセルをしたな~。でもどこに埋めたか分からなくなっちゃったな。埋めたことすら今まで忘れていたくらいだからしょうがないか。」




 といったものでした。このような反応は決して珍しいものではなく、他の友人にも同じようなことを言われました。どうやら






「タイムカプセルは開けることは難しい」




これが残念ながら現実のようです。





 では、なぜ今回 私が卒業した小学校では25年前に作ったタイムカプセルを開けることができたのでしょうか。





 多くの方に支えられていたから開封することができたことは間違いありませんが、考えられる理由として、




 「目に見えていたから」 




 と言うこともあると思います。



 400タイムカプセル

 実はこのタイムカプセル 土の中に埋めたのではなく ロケットの形をした大きな入れ物に入れて小学校の遊具の近くに設置されていたのです。



 直径1m程、高さ6~7mの円柱形ですので、目立ちます。




 そして、ロケットの形をしたタイムカプセルには開封する年までしっかりと記入してあったのです。




 タイムカプセルは小学校に行けば誰もが確実に目にするところに設置されていたため、開封する年が迫ってくると自然と小学校のPTA役員が中心となり実行委員会が設置され、当時の小学生に連絡をとり400名を超える参加者が集まる式典になりました。






 目に見えるところに存在し、いつ開けたら良いのか書いてあったからこそ、25年経っても忘れられることなく多くの方の想いを引き継ぎ開封することができたのではないでしょうか。




 タイムカプセルを埋めたけれど掘り起こしていない人たちと、埋めたとき・封をした時の気持ちに大きな違いがあるとは思えません。ただ、土の中に入れてしまえば目にすることはできず、気持ちが少しづつ薄くなってしまうのではないでしょうか。








 では、家庭や家族で過ごす場所の中で目に見えるところにいつもあるものと言えば何でしょうか。




 それは仏壇やお墓ではないでしょうか。仏壇は家庭の中心にあり、いつも目にする場所にあるからこそ忘れることなく手を合わせることができます。



 お仏壇やお墓の前で手を合わせる習慣があるからこそ、亡くなった方のご冥福を祈るだけでなく、今を生きている自分を見つめ直し、生かされていることに感謝をする時間を持つことができます。お参りをすることで普段の忙しさから ついつい忘れがちになってしまう気持ちを思い出し、確認することができるのです。




 土に埋めたタイムカプセルのことは忘れてしまう可能性は高いが、いつも見えていれば忘れない。




 お仏壇やお墓にも同じ意味があるのではないでしょうか。

 そこに、お仏壇やお墓があるからお参りができる。

 お参りができるからこそ、自分と向き合う時間を持つことができる。 お仏壇やお墓は見えている(そこにあること)にも意味があるのだとタイムカプセルが25年の時を超えて開封されて改めて感じることができました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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