賓主互換【ひんじゅごかん】

 東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園で運動会が開催されました。




 前日から天気の心配がまったくいらないほどの晴天に恵まれました!!



 運動会140927





 運動会の主役はもちろん園児です。 これまで練習をしてきた成果を一生懸命発揮してくれて多くの感動をいただきました。




 そんな運動会の中で個人的に印象に残っている場面があります。それは、2歳児クラスの踊りです。






 2歳の子供達も、練習してきた踊りを披露してくれました。 大勢の大人達に囲まれてビックリした子供もいましたが、多くの子供達はニコニコと笑顔で一生懸命音楽に合わせて踊っていました。



 


 毎年見てきた光景でしたが、今年はなぜか周囲の大人の様子も見ることができました。


 



 ニコニコと一生懸命踊っている子供達を見て、大勢の大人達もニコニコと子供達を見守っていたのです。





 2歳の子供達には、作り笑顔を作るほどの器用さはあまり無いと思います。ですから、その笑顔は心からの笑顔だったと思います。



 本物の笑顔を前にしたとき、大人達も自然に笑顔になっていました。そして、大人たちの笑顔を見て子供達は安心感を得てさらに笑顔になる。そんな光景が印象に残っています。


 見ている大人も、子供の演技を見守っているはずが いつの間にか自分の心は子供と一体になり踊っている。


 そんな瞬間でもあった気がしますし、 運動会の主役は子供達だと思い込んでいましたが、見守っている大人も主役になるのだと感じました。 







 禅語に 賓主互換【ひんじゅごかん】 という言葉があります。

 「ある時は師匠と弟子と言う立場になり、またある時は弟子と師匠と言う立場になる。 お互いが自由自在に入れ替わること。」
 という意味であり、「修行によって高い力量を身に付けた禅の修行者同士が問答をして、尋ねる者と答える者が自由自在にその立場を変えること。」も意味しています。






 先ほど紹介した運動会の話が 「大人と子供」 、 「見る側と見られる側」 と言う立場が自在に変化した世界だったのかは未熟は私には判断できませんが、感動的な瞬間だったことは確かです。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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