作務着【さむぎ】の力 ・ 把手共行【はしゅきょうこう】

 禅語に把手共行【はしゅきょうこう】という言葉があります。





 「手に手を取って進む。同じ志を持ち、同じ思いを抱いて進む」ことを表す言葉です。




 今日は把手共行【はしゅきょうこう】を感じる出来事がありました。




 作務着140718



 私は普段、法要以外の時間は上の写真のような作務着【さむぎ】で過ごします。




 作務着とは和尚が使う作業服です。保育園の事務員として働くときも、お寺での作業のときも、私服ではなく必ず作務着を着るようにしています。




 先日、勤務する保育園の事務職員として学区の薬局へ行ってきました。作務着を来た私がお店に入ると受付の女性が





 「こんにちは、お世話になります~。」





と挨拶をしてくださいました。私も挨拶をすると、受付の女性は奥の薬剤師さんを呼んでくれました。





 その時の発言に驚いてしまいました・・・ 受付の女性は奥の薬剤師さんに






 「○○保育園さんですよ!! ほら □□寺の!!」





と言うのです。 





・・・○○保育園も□□寺の私が勤務させていただいている東光寺や袖師保育園ではありません。 ○○保育園と言うのは同じ学区にある□□寺の境内にある保育園です。つまり、薬局の女性は私を見て□□寺の和尚さんと勘違いをしたのです。





 □□寺の和尚さんは私よりも20歳ほど年上で、顔も私と似ていません。 外見で似ているのは、作務着を着ていることだけです。女性は





 作務着 → 和尚さん → □□寺





 と、理解されたのだと思います。東光寺は臨済宗のお寺ですが、□□寺さんは曹洞宗のお寺です。同じ町内にありますが、普段のお寺同士のお付き合いもあまりありません。





 しかし、一般の方には そんなこと関係ありません。 顔が全然違っても 同じ「僧侶(和尚さん)」と分類されているのだと感じました。



 今も昔も、志の高い多くの和尚様方が精力的に活動をされています。把手共行【はしゅきょうこう】という言葉を胸に、そのような和尚様と共に進んでいけるように精進が必要だと感じた出来事でした・・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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