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泥だらけの娘を見て「汚いなぁ」と思いながらも許せてしまうワケ・・・

 ある休日の午後、2人の娘と畑で育てるカボチャや冬瓜の種をポットに植える作業をしました。




 私が勤める保育園の畑で育てるものですから、私が1人で植えれば良いのですが、娘たちが




「私もやりたい!!」




 と言うので一緒に作業をすることにしました。




灰頭土面140414




 娘たちは種を植えるという単純な作業を、



①土を無駄にさわる

②土をこぼす

③土を戻す

④種を植えるための穴をあける

⑤穴が大きすぎてやり直す

⑥なぜかまた土がこぼれる・・・




といった具合に複雑化するという子供らしさを全開にしながら、汚れるはずのない場所まで汚しながら一生懸命作業をしていました。





 種まきの後は自分の靴を自分で洗うという作業にも挑戦をしました。



灰頭土面1404142



 ここでも、靴を洗っているのか手を洗っているのか、それとも洗面台を洗っているのか見ている私には判断ができないような大胆な洗い方を披露しながら一生懸命作業していました。






 このような非効率的に泥だらけになったり汚れたりする光景は我が家の子供だけに見られる特殊な姿ではないはずです。




 そして、そんな子供の姿を見たときに「汚いなぁ」とは口にしても微笑みながら子供を眺めている大人の姿も決して特殊な姿ではないはずです。






 禅語に



 灰頭土面【かいとうどめん】 


 という言葉があり、



 灰や土をかぶりながらも働く姿を表す言葉であり、仏祖が濁世【じょくせ:混乱の世界】の中にまで入り込んで人々を救済する姿を表す言葉だとも言われています。




  泥だらけになった子供を見て微笑んでしまう大人達は



 子供が(もちろん子供だけでなく大人も)何かに夢中になって泥だらけ・灰だらけになる姿の中に仏様の姿を感じ取っているからこそ、ついつい微笑んでしまうのではないか


 と感じたある休日の午後でした。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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