人の命と惑星の衝突
中学校で理科の教員として勤務していた頃、「天体」の授業も行っていました。

天体の授業をすると生徒によく
「夜空を見ると星がいっぱいあるけど、星と星はぶつからないの!?」
と質問をされました。そこで
「宇宙の中の星の混み具合は太平洋にスイカが3つある位の混み具合だから、なかなかぶつかれないよ!」
と答えていました。 教員を退職し仏教の世界に入ると「太平洋とスイカ」と良く似た話が存在することを知り驚きました。
有名な話なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが紹介させていただきます。
盲亀浮木【もうきふぼく】の例え というお話です。このお話は
果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいます。
その亀が、百年に一度、海面に顔を出すそうです。
広い海には、穴の開いた棒が浮いていて、その棒は、風のまにまに、西へ東へ、南へ北へと漂っているそうです。
そして、百年に一度浮かび上がるこの亀が浮かび上がった拍子に、棒の穴に頭を入れることよりも、私たちが人間に生まれることは難しいことで、有り難いことである。
というお話しです。
お釈迦様はこのお話しの最後に
人の生を受くるは難しく、やがて死すべきものの、今いのちあるは あり難し
【法句経182】
とおっしゃたそうです。
教員時代にこのお話を知っていれば
天体の授業から少し脱線して「命」について少し話せたのになぁ・・・

天体の授業をすると生徒によく
「夜空を見ると星がいっぱいあるけど、星と星はぶつからないの!?」
と質問をされました。そこで
「宇宙の中の星の混み具合は太平洋にスイカが3つある位の混み具合だから、なかなかぶつかれないよ!」
と答えていました。 教員を退職し仏教の世界に入ると「太平洋とスイカ」と良く似た話が存在することを知り驚きました。
有名な話なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが紹介させていただきます。
盲亀浮木【もうきふぼく】の例え というお話です。このお話は
果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいます。
その亀が、百年に一度、海面に顔を出すそうです。
広い海には、穴の開いた棒が浮いていて、その棒は、風のまにまに、西へ東へ、南へ北へと漂っているそうです。
そして、百年に一度浮かび上がるこの亀が浮かび上がった拍子に、棒の穴に頭を入れることよりも、私たちが人間に生まれることは難しいことで、有り難いことである。
というお話しです。
お釈迦様はこのお話しの最後に
人の生を受くるは難しく、やがて死すべきものの、今いのちあるは あり難し
【法句経182】
とおっしゃたそうです。
教員時代にこのお話を知っていれば
天体の授業から少し脱線して「命」について少し話せたのになぁ・・・
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