素晴らしい景色を見て 何を感じるのか・・・

写経会 絵葉書 草木国土 悉皆成仏



 東光寺(静岡市清水区横砂)では毎月23日の午前10時から写経会を行っています。



 東光寺の写経会では写真のような「絵葉書」を参加者にお配りさせていただいています。



 写経会では「般若心経」を写経する方が多いため毎回般若心経に関するお話を少しだけさせていただいています。




 11月の写経会では



 草木国土 悉皆成仏【そうもくこくど しっかいじょうぶつ】



 という言葉を紹介させていただきました。この言葉は






 草木も国土も皆同じ仏のいのちでつながっている。





 という意味で、お釈迦様が12月8日の早朝にお悟りを開かれたときの言葉です。




 では、なぜ この言葉の背景に富士山があるのか!?





 写経会でお話をさせていただいた内容をとっても短くまとめさせていただきます。短くまとめすぎて分かりにくいかもしれません・・・ごめんなさい。







 東光寺は静岡市清水区にございます。現在は静岡市ですが、以前は清水市と呼ばれていました。その少し前は庵原郡と呼ばれていました。





 今から約350年ほど前、庵原に平四郎という男がいました。 平四郎は一般の方でしたが あるきっかけがあり必死に坐禅をします。


 坐禅を続けると自分が「悟った」と感じたそうです。そこで、本当に悟っているのか確認をしたいと、山を越え、原(現在の沼津)という場所にいる白隠禅師という和尚様に聞きに行こうと考えました。


 平四郎は薩埵峠【さったとうげ】を超えて原に向かいます。その時見たのが、写真のような富士山と山々の緑と海が作り出す素晴らしい景色でした。平四郎は薩埵峠を越えるとき思わず




 草木国土 悉皆成仏【そうもくこくど しっかいじょうぶつ】とはまさにこのことだ!




 と感じたそうです。








 未熟な私は何度か薩埵峠【さったとうげ】で平四郎と同じ景色を見ているのですが




「わ~、きれいだなぁ~」




 としか感じることができていませんでした・・・・




 私は写経や坐禅や読経、そして日々の生活を懸命にすることで、薩埵峠【さったとうげ】で 草木国土 悉皆成仏 を実感できるような人間に近づいていきたいと考えています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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