達磨様【だるまさま】の法事をしました!!

東光寺(静岡市清水区)では毎月8日に、日々知らず知らずに過ちを繰り返してしまうことを反省(懺悔)する


布薩会【ふさつえ】


を行っています。※布薩会に関してはこちらをご覧ください



 布薩をするの前に本尊様である薬師如来【やくしにょらい】をお参りしていますが、今月(10月)は達磨様をお参りします。




 それは、10月5日が禅宗の開祖である達磨様の命日と言われているからです。布薩会には多くの方が来てくださるので、合わせて達磨様の法事である達磨忌を行っています。



 今回は、住職が他のお寺で法話する仕事のため不在だったので私が少しだけ達磨様のお話をさせていただきました。以下の文章はそのときお話をさせていただいた内容です。





 

 本日は達磨忌ということで、達磨様の掛け軸をかけさせていただきました。東光寺は臨済宗妙心寺派のお寺です。臨済宗とは禅の教えを大切にする禅宗の宗派です。この禅宗の宗祖(開祖)が達磨様でございます。




達磨忌131008
 この掛け軸は、インドから中国に向かう途中、すでに亡くなったはずの達磨大師に遇った人がいました。このとき、達磨大師は片手に草履を持っていたそうです。そこで、中国に戻り葬ってあった達磨大師の墓をひらくと、中は空っぽで、ただ履物の片方だけ残っていたという逸話を表したものです。





 達磨様についての説明は、毎月布薩会でお唱えする宗門安心章というお経の第二自覚安心の章で紹介しています。

 第二章の中間あたりに達磨様は


 長い航海の末、ようやく禅のすぐれた教えを中国に伝えらこと

 このときの皇帝・梁の武帝に面会しましたが、武帝には本意が伝わらず、中国の嵩山という山の洞窟で壁に向かってひたすら九年坐禅をされたこと



 などが紹介されています。





 せっかく宗門安心章の第二章を紹介しましたので、その先も紹介させていただきます。



不立文字【ふりゅうもんじ】、教外別伝【きょうげべつでん】、直【じき】に人心【じんしん】を指さして、見性成仏【けんしょうじょうぶつ】せしめらる。




と言葉の紹介があります。この言葉は達磨大師の言葉と言われています。意味は



禅の教え・お釈迦様の教えは文字ではあらわすことはできないし、文字言語の経典・つまりお経でも伝わらない。お釈迦様が修行をして、本当の自己を悟られたように、私たちも同じように自分自身が修行をして悟りを得るしかない


という大変に厳しい言葉です。



 しかし、毎月布薩会に来てくださっている皆様方はこの達磨様の言葉を実践しています。修行というと、滝に打たれて身を清める姿や、坐禅を長時間して痛みに耐える姿を想像する方もいらっしゃると思います。



 もちろんこれらも立派な修行の1つかもしれません。しかし、滝に打たれることや坐禅だけが修行ではありません。毎月行う布薩も本当に立派な修行です。




 ただ一心に礼拝を繰り返す布薩行は、普段の生活でついつい犯してしまう罪などを反省し、今後の生活を清らかなものにするために行っています。そして、清らかな心を取り戻し、その心を保ちながら生活することも立派な修行なのです。



 毎月、布薩をするか・しないかで大きな違いがあることは参加してくださっている皆様が一番よくご存知だと思いますので、この布薩と言う良い習慣をこれからも続けていただければと思います。

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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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