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「お布施」の話  その1

今回は


「布施」


とい言葉についてお話をさせていただきたいと思います。(全3回のお話です)



布施 板書130910001




 最近はインターネットが想像以上の速さで普及し、我々の生活の中に入り込んできています。買い物もインターネットの世界で注文すれば翌日には自宅に届けてくれる時代になってきました。先日もこれまでパソコンなどの機械類は使えないと言って拒否し続けていた方が


「この本をアマゾンで買ったんだよ!便利だね!!」


と、インターネット上にある通販のお店の話しをしているのを聞いて驚いたことを覚えています。




 また、これまでは何かを調べるとすれば辞書を引いたり、本を読んだり、身近な人に質問をしていたことも、現在では簡単にインターネットを使って調べることができるようになってきました。


 しかし、インターネットやコンピューターは我々の生活を便利にしてくれていますが、全てが正しいわけではありません。その良い例として出すことができるのがこの「布施」という言葉です。


 インターネットで「お布施」と検索すると、上位に表示されるページの中に「お布施」という言葉の説明が書いてあります。そこには


「お布施とは読経に対してお寺や僧侶に支払う謝礼をさします。」


と堂々と書いてあります。残念ながらこれは、大きな誤解です。







 布施とは



「自分の持っている財物その他を施し与えることです。」




布施の「施」という字は「施し【ほどこし】」という意味があります。施しとは「恵み与えること」と言う意味です。「恵み」とは「慈しむ【いつくしむ】」を意味します。この慈しむという言葉を国語辞典で調べると「親が子供を大切にしかわいがるような、見返りを求めない深い愛情」と説明されています。つまり、




「布施」とは見返りを求めず、深い愛情を持って、施しをさせていただく事をいうのです。





そして、布施で大切なことは


・布施をする人
・その布施を受ける人
・布施の手段となる施物


の3つが清浄でなければいけないということです。布施と言う行為によって、与えるもの、受けるもの、ともに「執着の心を離れる」ということがとても大切だとも言われています。





 布施は金銭や物質だけでなく、お金や物が無くてもできる無財の七施と言われる布施もあります。
やさしいまなざしで人と接することや、他人に席を譲ること、人を思いやることも立派な布施なのです。


布施 板書130910003



 続きは次回にさせていただきます・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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