寺子屋体験を通して感じたこと その3

 東光寺(静岡市清水区横砂)で夏休みに行った小学生を対象にした「寺子屋体験」を通して感じたことを紹介させていただきます。

梅干しを干す風景130907002


※寺子屋体験の案内(紹介)はこちらをご覧ください


 今回は、その3です。題名は



 冷暖自知 【れいだんじち】





 です。




 冷暖自知とは、


 「水を飲めば、それが冷たいか暖かいは自ずからわかる」



という意味で、転じて


 「悟りの世界は体験を得た人にだけ知ることができるもので、他の者は知ることができない」



と読み取ることもできる言葉です。






 さて、寺子屋体験を行う時期に完成が近づくのが写真の梅干しです。




 この梅干しは畑で収穫した梅を昔ながらの


 塩分20%


 という高濃度の塩に漬け込み天日干しをして完成させるものですが、せっかくなので寺子屋体験の時期に合わせて天日干しをするようにしています。



梅干しを干す風景13090007




 そうすることによって、梅干しを作る風景を見たことのない小学生にもこの伝統的な風景を見せることができるからです。





 また、寺子屋体験中この梅干しは参加者の熱中症対策用品にもなるのです。真夏の昼間にエアコンなどないお寺で過ごすと汗をたくさん出てきます。塩分を補うのにスポーツドリンクと言う選択肢もあるかもしれませんが、せっかくなので「梅干し」を使っています。





 個人的には梅干しがあまり好きでない私は、自分で梅干しを作っているにも関わらず積極的に食べることはしません・・・



 しかし、寺子屋体験に参加する小学生の多くが喜んで梅干しを休み時間に食べています。



 初めて梅干しを干している所を見た子供は


 「スーパーで売っている梅干しよりも2~3倍しょっぱいよ!」


 と言うと なかなか手を出そうとしなくなりますが、やはり好奇心を抑えることができず手を出してきます。





 汗をたくさんかいていることもあり、梅干しが干してある場所は人気コーナーになり、休憩時間には常に人が集まるようになってきます。



梅干しを干す風景130907003



 誰かに「おいしいよ」とか「しょっぱいよ」などと言われても実際に食べた人だけにしか塩分20%の梅干しの味はわかりません。





 「普段食べている梅干しよりもしょっぱいけどおいしい!!」




 と言ってくれる子供は少なくありません。そんな言葉を聞くと来年もがんばって作りたいという気持ちになってしまいます。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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