有名な絵を支える柱

 先日、静岡で林業を営む方とお話をさせていただく機会があり、その方が


「あまり知られていないけど 少し昔の静岡の木は厳しい環境でゆっくり成長していったから建築用の木材として素晴らしいんだよ!」




 とおっしゃっていたのが印象的でした。実は静岡の木が素晴らしいことは、今から約400年前(1656年)に作られた歴史的な建造物が証明してくれています。





 東光寺(静岡市清水区横砂)は臨済宗妙心寺派のお寺です。本山は京都にある「妙心寺」です。




 妙心寺と言えば JR東海のCM「そうだ京都、行こう」でも紹介された

妙心寺 法堂 柱2
↑↑↑ 雲龍図を使ったポスター ↑↑↑




 法堂(はっとう)と呼ばれる建物の天井に8年の年月を費やして描かれた狩野探幽の雲龍図が有名です。



 この龍雲図は本当に素晴らしく、間違いなく一見の価値があります。




妙心寺 法堂 柱3
↑↑↑ 法堂 ↑↑↑




 この法堂の龍雲図は、 妙心寺を訪れる観光やお参りの方の多くが訪れる大変人気のある場所です。しかし、この法堂の見どころは龍雲図だけではありません。この法堂の柱は 妙心寺のホームページに、



「内部のケヤキの柱は、原木を四つ割にして丸く削られたもので、高さは8メートル、周囲は2メートル」



と紹介されるほど素晴らしいものなのです。


近くで見ると一本一本の柱は本当に太く、4つに割られた内の1つだとは気が付く人はほとんどいません。


妙心寺 法堂 柱
↑↑↑ みなさんどうしても雲龍図ばかり見てしまいます ↑↑↑




 この柱は富士山麓より切り出され、海路によって運ばれたと言われています。


 さらに柱があまりに太く長かったため京都の道を通過できず、家を壊して柱が通過できるように道幅を広げたとも言われる柱です。







 妙心寺を訪れる機会がありましたら あの「龍雲図」と「法堂」を支える 静岡出身の立派な柱も見学してください!!





 

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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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