東光寺のお茶の木

 東光寺(静岡市清水区横砂)には、数本の小さなお茶の木があります。


お茶の木 130504


 毎年、この時期になると新芽が出ます


お茶の木 130504 2


 しかし、お茶摘みをしたり飲んだりはしません。・・・栽培を始めた頃は飲んでみたいとの願望もあったようですが、


「あまりおいしくないよ。」


と、お茶屋さんに言われたことがあるそうで、それ以来飲用としての役割には期待をしていません。




 しかし、このお茶の木は知られざる歴史があります。



まずは日本でのお茶の歴史の紹介です。

 日本のお茶は、平安朝の初期に伝教大師や弘法大師など、唐へ留学した僧侶たちによって中国から持ち帰ったのが始まりとされています。

鎌倉時代、(1191年)に栄西禅師が宋(中国)から持ち帰った茶の種子を、栂尾高山寺の明恵上人に進呈したところ、うまく育って日本における茶の栽培の起源となったと伝えられています。




ここからは東光寺のお茶の木の歴史の紹介です。

明恵上人がお茶の木を「駿河の清見」(清水区興津付近)に贈る
    ↓
清見寺塔頭龍沢院(現在は駐車場)に、このお茶の種が植えられる
    ↓
清見寺より原木をいただき東光寺へ(挿し木)




 確かな資料での確認ややDNA鑑定などを行っていませんが、このような流れで現在のお茶の木は東光寺まで来て下さったようです。

 東光寺のお茶の木たちは、これまでにこのお茶の木に携わった多くの方の想いを知ってか知らずか、毎年新しい芽を出し新緑の緑を楽しませてくれています。


 小さくて目立たたない木ですが、東光寺へいらしたときには是非ご覧いただければ幸いです。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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