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昔話シリーズ 浦島太郎 【5:竜宮城の一日】

この記事は東光寺(静岡市清水区横砂)で行われてみんなの坐禅会(子供坐禅会)で私が話した内容をまとめたものです。




600【昔話】35浦島太郎

昔話シリーズ 浦島太郎 【5:竜宮城の一日】


皆さんご存じの通り、浦島太郎のお話は

1.浦島太郎が亀を助ける
2.助けた亀に竜宮城へ連れて行ってもらう
3.楽しい時間を過ごすが、時々もとの世界を思い出す
4.玉手箱をもらって帰る
5.もとの世界は長い時間が経っていることに気がつく
6.玉手箱を開ける



となっています。


この浦島太郎の話から、私達は様々なことを学ぶことができます。



今回は 「5.もとの世界は長い時間が経っていることに気がつく」 場面から何を学ぶことができるのかを紹介させていただきます。



浦島太郎が竜宮城から帰ってくると、住んでいた村の様子が少し変わっていることに気がつきます。


自分の家はなくなり、両親もいません。でも、海や山の姿は変わりません。


近くにいた人に聞くと、どうやら300年が経っているようです。


浦島太郎は


「はて、三百年、おかしなこともあるものだ。たった三年竜宮にいたつもりなのに、それが三百年とは。すると竜宮の三年は、人間の三百年にあたるのかしらん。それでは家もなくなるはずだし、おとうさんやおかあさんがいらっしゃらないのもふしぎはない」


とつぶやくのです。





話しは変わりますが、皆さんが勉強をするとき、大切にするのは時間ですか?


机の前に座っているだけで勉強ができるようになりますか?



もちろんなりません。


どれだけ集中して勉強できるかが大切です。


どれだけ一生懸命できるかが大切です。



ダラダラと何時間も机の前に座っているだけで、キョロキョロしていては勉強ができるようにはなりません。


それよりも短い時間でも、目の前の課題に取り組むことができれば、成果を上げることができることは誰もが知っています。





浦島太郎は竜宮城があまりに素晴らしいために、時間が過ぎること・さらに歳を取ることすら忘れて300年を過ごしていたのです。


これは、今を生きている私達に大切なことを教えてくれています。


浦島太郎が竜宮城で時間を忘れて過ごしたように、私達が部活や勉強など何か一生懸命になれること出会えれば、時間を忘れて没頭することができる存在なのだと教えてくれています。




つまり、浦島太郎の竜宮城で数年(数日)を過ごして帰ってくると、元の世界では三百年が経っていたという有名な場面は



「充実した短く感じる時間は、ダラダラと過ごす長い時間以上の価値がある」ことも示してくれています。





600浦島太郎5
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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