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お葬式とマラソン大会

500こまめ マラソンをするこまめ 走る カラー


私は幼い頃から走ることが好きでした。


決して早いわけではないのですが、とりあえず走ることが好きでした。


学校でのマラソン大会だけでなく、一般のマラソン大会などにも参加していました。





学校でのマラソン大会はいつも通っている学校からスタートして普段から慣れている場所を走り学校に戻ってきますので特に緊張はしません。


一般のマラソン大会に初めて参加したときは中学生でしたが、申し込みもスタート場所にたどり着くことも、ゼッケンをつけること、給水所があること、荷物の管理、ゴールの後の手順など全てが分からないことだらけでドキドキしているうちにあっという間に終わってしまったことを覚えています。


それから何度か同じマラソン大会や似たような大会に参加するようになると、不安などは無くなっていき走ることに集中することができるようになりました。


走ることに集中できればマラソン大会自体が楽しくなり、もっと練習してまた参加したいと感じるようになりました。







私は僧侶でない学生時代の友人に


「お葬式に参列しても何をやっているのか分からないし、ただ呪文のようなお経を長時間聞かされるのは苦痛だった。」


という意見を聞いたことがあります。





葬儀・お葬式のやり方は様々で、宗旨・宗派による違いだけでなく同じ宗派でも各お寺の考え方、地域の違いなどによってもお葬式の流れが変わります。



もちろん、どのお葬式のやり方が素晴らしくて、どのお葬式のやり方が悪いと一概に言うことはできません。


私が副住職を務めさせていただいている東光寺(静岡市清水区横砂)のようにお葬式の中身を1つ1つ説明しながら式を進めるお寺もあれば、説明を一切しないお寺もあります。



説明をするお寺は


「お葬式のことを知ってもらいたい」


と考えていますが、説明をしないお寺は


「長い時間(時代)をかけて洗練されてきたお葬式の流れをブツブツと切ってしまっては厳か【おごそか】さに欠ける」


と考えています。





参列した人の中にも


「説明があって分かりやすかった」


と喜ぶ方もいれば


「厳かな気持ちで亡くなった方を送ることができた。」


と安心する方もいます。






厳かさを大切にされる方の多くはお葬式のことをよく知っている方が多いように感じます。


このように考えるとマラソン大会とお葬式には共通点が多いように感じます。


初めてのマラソン大会は、全てが分からないことだらけでドキドキしているうちにあっという間に終わってしまいますが、そこに説明や案内があれば助かります。


お葬式も分からないことだらけだと何をしているのか分からず、ただの苦痛になってしまいます。



何度か同じマラソン大会や似たような大会に参加するようになると、不安無く走るようになり、走ることに集中できればマラソン自体が楽しくなり、もっと練習してまた参加したいと感じるようになります。


楽しんでマラソンを続けることができれば健康的な生活を手に入れることができる可能性も高くなります。





お葬式も何度も参列することで何をしているのかを知り、供養に集中することができるようになります。そうすることで供養することの大切さを実感し、供養を続けることができます。



供養を続けることができるようになれば、自然と感謝の気持ちが生まれ、感謝の気持ちを持つ生活を続ければ心の健康を保つことができるのです。






マラソン大会もお葬式もやり方、参列のしかたは様々で何が正解かも分かりません。


しかしだからと言って何もしないより、何かできることをやることが大切だと感じています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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