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火災報知器と御札

地元の人達にとって12月15日・16日は特別な日です。


私は昔からそう考えています。



“秋葉山”があるのです。



正式名称「秋葉山大祭(火祭り)」ですが、秋葉山で通じます。



「通じない人は地元の人間ではない」と言って良いほど有名でにぎわいのあるお祭りです。



火祭りですので、縁日の屋台を楽しみながら山の頂上にあるお堂でお参りをして火の用心のお札をいただいて帰るのが一般的にコースです。



500秋葉山火の用心御札





しかし、最近は


「火の用心の御札なんて火災報知や消火器があるからもういらない。」


そんな話をする人もいます。


確かに御札から音が出て火災を知らせたり、水が出て火を消し止める機能は付いていません。


しかし、だからと言って必要がないのでしょうか。私は必要だと感じていますし、お札には素晴らしい力があると思っています。


どんな力があるのでしょうか。



それは、心の炎を消す力です。


心を調える そんな 役割を果たしてくれるのが火の用心の御札なのです。


仏教では私たちの心の中に湧き上がる欲望・迷い・執着といったものを「炎」で表現することがあります。


この炎をそのままにしておけば、いつか私たちの心だけでなく体まで焼き尽くし苦しむことになってしまいます。



しかし、御札を貼っておけば心が調うかと言えばそうではありません。


御札を貼り、御札を目にしたときに姿勢を調え、呼吸を調える習慣を身に付ければ自然と心が調い、心の炎も治まっていくのです。





確かに火災報知器や消火器など様々な物のおかげで火災は減ってきています。しかし、火を使っているのはあくまで人間です。その人間の心を調えることを忘れてしまってはいけないと火の用心の御札を目の前にして感じています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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