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丁寧にするから忘れない

皆さんは子供の頃、乳歯が抜けたときどうしていましたか。

私は、上の歯が抜けたら床下に投げ、下の歯が抜けたら屋根に投げろと教えられました。

そうすると丈夫な歯が生えてくるという言い伝えです・・・

もちろん、科学が絶対的な力を持つ現代では実践しても意味はないかもしれません。





先日、小学生の娘が夜に


「子供の歯が抜けた~」


と小さな抜けた歯を見せてくれました。そこで私は


「明日になったら、屋根に投げるから取っておいてね」


と言いました。娘は


「うん、わかった」


と返事をしました・・・





500ティッシュ 190722

翌日、私が


「昨日の夜、抜けた歯はどこにある?」


と聞くと、娘はあたりをキョロキョロ・・・


「・・・ない!!ティッシュに包んでおいたのにない!!」


と騒ぎ出し、ゴミ箱の中を探してみると、グチャグチャなティッシュにくるまれた小さな歯が出てきたのです。


“包んでいた”のではなく、グチャグチャにくるんでいたので寝る前に誤ってゴミ箱に入れてしまったようです。


家族で誰がティッシュを捨てたか思い出そうとしても思い出せませんでした。


捨てたことすら気がつかないのです。


なぜ、気づかないのか・・・


それは、“なんとなく”ティッシュにくるんで、“なんとなく”掃除をしているからです。


丁寧に歯を保存したり、丁寧に掃除をしたりすれば記憶に定着していたでしょう。


私達人間は、様々なことを丁寧に一生懸命すれば記憶にとどまります。


しかし、雑に行動したり一生懸命やらなければ記憶から離れていくものです。




丁寧にハンカチなどで歯をくるみ、丁寧に置く場所を決めて置いておけば記憶にとどまったことでしょう。


やはり、一つ一つを丁寧にすることは大切です。


供養も同じです。「できるだけ簡単にすませる」のではなく、できるだけ丁寧にするからこそ、亡くなった方の心を感じることができる。


亡くなった方の心を感じ取ることができるからこそ、“自分は多くの方に支えられて生かされている“ということに気がつくことができる。


生かされていることに気がつけば、心穏やかに生活ができるのではないでしょう。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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