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お寺は 「人の為に何かする」ことを学ぶ場所


500天蓋1906112


お寺の天井に吊り下がっているものを見たことはありますか?



名前を天蓋【てんがい】と言います。



天蓋は仏像や本堂の頭上に吊られる笠状の装飾で、もとは熱帯国のインドで、王様などの外出の際に使用した日傘に起源するものです。





大切な人と街を歩いていたら雨が降ってきた。

相手は傘を持っていないが、自分は持っている。

誰もが傘をさし、大切な人が雨に濡れないようにするのではないでしょうか。






2500年前、お釈迦様は教えを伝えるために、多くの場所を訪れています。

現代とは違い、当時の移動方法は歩きです。

教えを伝えるときも、炎天下の場所で説法をすることがあったことは容易に想像ができます。

そのとき、お釈迦様の頭上には日傘があったことでしょう。

誰かに強制されて日傘をさしたのではなく、大切な人の為に自然と傘を開いたのではないでしょうか。






大切な方を想い自然と日傘をさすことができる“心”を形にしたものが天蓋だと言えるのです!






お寺の中を見たときに、仏像や本堂の頭上に吊られる笠状の天蓋を目にすることがあると思います。

その際には、私達は誰かに強制されなくても、“人の為に何かする心をすでに持っている”ことを思いしていただければ幸いです。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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