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葬儀・葬式シリーズ 【14】 お葬式の後 法事【ほうじう】 

この記事は東光寺(静岡市清水区横砂)で行われて子供坐禅会で私が話した内容をまとめたものです。


葬儀・葬式シリーズ 【14】 お葬式の後 法事【ほうじ】 




600仏教豆知識シール96-108 葬儀 葬式シリーズ 108法事も186





拡散された情報や写真を消すことはできません。

最近はインターネット上にアップロードされた写真や情報が消せないために様々な問題が発生しています。


ほんの軽い気持ちで悪口を掲示板に書き込んだりSNSで発信してしまったら、その悪口を消すことはできません。


誰にもバレないと思って書いても、ちょっとしたきっかけでアッと言う間に広がってしまうことがあるのです。



便利なインターネットも、使い方を間違えると、とんでもないことになってしまいます。


少し前から言われていることですが、メールで文字や写真を送ったり、インターネット上で何か発信するときは


自分の家の玄関に その写真や言葉を大きく書いて貼っておくことができるものだけを送ったり書き込みなさい


と言われていますので覚えておいて損はないと思います。







法事って何をしているの?

ところで、大切な人が亡くなった時にはお葬式をするのですが、お葬式の後はどうやってお参りをするか知っていますか? 


お葬式が終わったらお墓にお骨を納めたら終わりではありません。


決まった日数が過ぎたころに法事をする習慣があります。


亡くなって7日目に行うのが初七日【しょなのか】

14日目に行うのが、2回目の7日目で二七日【ふたなのか】

21日目に行うのが、3回目の7日目で三七日【みなのか】

このように、7回目の7日目の49日まで7日ごとに法事をします。


そして、その後は

1年たったとき行う 一周忌【いっしゅうき】

2年たったときに行う 三回忌【さんかいき】


6年たったときに行う 七回忌【しちかいき】

この後、十三回忌、十七回忌・・・


と続いていきます。



そんなにたくさんやらなきゃいけないの?と感じるかもしれません。


しかし、法事にはもちろん意味があります。

 法事は、仏様の教えや、亡くなった人に教えてもらったことを思い出しながら、亡くなった人の為に善い行いをして、亡くなった方だけでなく今を生きている私達も共に仏の教えに出会い幸せに生きていくことができることを祈る法要です。

本当は毎日できれば良いのですが、それは少し大変です。だからこそ、決められた日にち・年数ごとに法事をする習慣ができていったのです。






法事をすると良いことはあるの?

もちろん良いことだらけです。


たくさんありますので今日は1つだけ紹介をします。


法事をすると亡くなった大切な人に会うことができます。


触ったりすることはできませんが、間違いなく出会うことができます。



姿勢を調えて、一生懸命お経を読み、一心に大切な人を想うと自然と自分自身の心が透き通ってきます。

汚いガラスの向かう側は見えにくいものですが、きれいなガラスは向こう側まではっきりと見ることができます。

同じ様に、普段の生活に追われて心が曇ってしまっているときには見守ってくれている亡くなった人のことが見えにくくなってしまいます。

しかし、心が透き通ってくれば、すぐ近くに亡くなった大切な方がいてくれたことを実感することができます。

誰かに見守られていると感じることができる人は、自然と善い行いをします。

そして、善い行いを積みかさねて行けば尊い人生を歩むことができるのです。



これが法事を行う良さの1つです。






仏教特製「良い習慣フィルター」

最初に「インターネット上の情報や写真は消せません。」と話をしました。


インターネットの特徴は良い情報を悪い情報もごちゃ混ぜになってそこにあるということです。


だから、悪い言葉や嫌な写真もずーと残ってしまいます。


しかし、お葬式や法事をすることは「良い習慣フィルター」を使うことだと私は思っています。


お葬式や法事の時には戒名【かいみょう】を使います。
※戒名についてこちらの記事で紹介しています。


良い習慣を手に入れた人の名前が戒名ですから、良い言葉や美しい写真だけがインターネット上にアップされるように、お葬式や法事をすることで亡くなった方の尊い面が私達の心に焼き付いてきます。


このことを昔から「亡き人の 美しい心を 受け継ぐことが 供養である」と言っています。


勉強をすることはめんどくさい。でも勉強をがんばれば、たくさんの事を学ぶことができます。

運動をすることはめんどくさい。でも運動をすれば、自由に体を動かすことができるようになります。

勉強も運動もすぐには結果が出ないことがあります。


しかし、いつか必ず成果を感じるときがきます。


お葬式や法事なんてめんどくさい!と感じる気持ちはよく分かります。しかし、そのめんどくさいことを丁寧にすることで、私達はこれから生きていくために必要な大切なものを頂くことができるのです。





今回は

昔から「亡き人の 美しい心を 受け継ぐことが 供養である」と言われています。
法事をすることで、いつでも亡くなった方から美しい心を受け継ぐことができ、尊い人生を歩める

と覚えてもらえればうれしいです。


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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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