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葬儀・葬式シリーズ 【13】 火葬 収骨【かそう しゅうこつ】 

この記事は東光寺(静岡市清水区横砂)で行われて子供坐禅会で私が話した内容をまとめたものです。


葬儀・葬式シリーズ 【13】 火葬 収骨【かそう しゅうこつ】



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骨は大切

骨は大切なものです。

知っているよ!と思うかもしれません。

でも、実感をしたことはありますか?

私はあります。


小学校2年生の春、交通事故にあったときに実感をしました。

本当にバカなことをしたと今でも後悔をしていますが、横断歩道のない所を渡ってしまい車にはねられました。

その場に座り込みましたが、足が変な方向に曲がっていました。

あまりの衝撃で泣くこともできませんでした。

その場から逃げたくなって立とうとしても立てませんでした。

足の骨が2本折れていたのです。

人間の体には200本ほど骨があります。そのうちの2本が折れただけで、何もすることができなくなってしまったのです。



目には見えませんが骨は私達の体の中で いつもしっかりと私達を支えてくれています。

骨って大切なんだと初めて実感しました。






火葬・収骨【かそう・しゅうこつ】

お葬式では、亡くなった方を火葬します。

火葬すると、骨だけが残り、その遺骨【いこつ:骨】を二人一組になって箸で骨壺に入れる収骨を行います。

このとき、舎利礼文【しゃりらいもん】というお経をお唱えします。

舎利【しゃり】とはお釈迦様の遺骨のことです。

舎利礼文【しゃりらいもん】はお釈迦様の遺骨、そして教えを大切にしていくことを誓うお経です。

亡くなった方を火葬し、その遺骨を大切に収骨する際に、舎利礼文【しゃりらいもん】をお唱えすることは、

亡くなった方の遺骨と教えてくれたことを大切にして、これから生きていくことを誓う意味があるように私は感じています。






骨は体を支え、教えが人生を支える

お葬式で大切な方が亡くなり遺骨になった姿を目にしたとき、多くの人が大切な人を亡くしたことを改めて実感し力が入らなくなります。

しかし、目の前にある骨が亡くなった方を支え続けていたように、私達は亡くなった方の教え・想いを支えに生きていくことができると感じることができれば、前を向いて生きていくことができるのだと思います。

そして、そのことを教えてくれているのが舎利礼文【しゃりらいもん】というお経なのです。

お経には大切な教えが詰まっていますので、時間のあるときには身近なお経の意味にも触れてみてください。




今回は

遺骨を大切にすることは、亡くなった方の教えや想いを大切にすること

遺骨を大切に扱うことで、普段目にすることがない骨が体を支えるように、私達は多くの人達の想いに支えられて生きていることを実感することができる。


と覚えてもらえればうれしいです。

お釈迦様の遺体は火葬し遺骨を納める塔を建てて供養しました。現在の葬儀でも火葬し、
 火葬・収骨の際にという、お経を唱えます。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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